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「紅夜を見なかったか?」 そばにいた兵に聞くと兵は頷きながら 「ずっと訓練所でサーベルの…
「変だな」 羅貴が言った。 「はい。変というか自分の身元について驚くほど秘密にしているこ…
「会場は僕の家なんだ。君が入った途端、全員があっけにとられるだろうな」 羅貴が紅夜の耳…
「私と踊っていただけますか?」 紅夜は嬉しそうにはにかみつつも、そしてなぜか寂しそうな…
紅夜は一人でバルコニーに柵の外を見ていた。後ろから見ると大きく露出した背中が白く月明か…
本部に行くと紅夜がもうすでに前に立っていた。 「紅夜、何故待っていたのだ?」 冷雅が思…
「なるほどね。天井からの出現。それで、自害用の毒も準備していたとなれば明らかに何かを隠してるね」 事件の一部始終を紅夜から聞いた羅貴が興味深げに言った。 「つまり、一言で言うと、陰謀。でしょうか」 紅夜が言った。 「そうなる。まぁ尋問で大体わかるでしょう。軍の素晴らしい拷問屋に来てもらっているから」 紅夜の顔が曇った。 「軍に拷問屋がいるのですか」 羅貴の顔が嬉しそうにほころんだ。 「拷問って言っても精神的苦痛以外与えないけどね。僕たちの仲良しの一人さ。とっても美男
月影家は昔から天皇の護衛をしていた。でもそれは本当の役目ではない。時たま反乱を起こそう…
「さぁ。どうぞ」 入ると紅夜はまずは部屋の中の香の香りに圧倒された。蠱惑的な香りで香り…
「朔隼‼」 冷雅が激高した。 紅夜は今何が起こったのか理解できなかった。 「失礼、また…