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読書ノート

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2011年にFacebookを利用し始めて以来、Facebookの中の「ノート」という機能を使って読書の記録をつけていたのだが、その「ノート」という機能が廃止されてしまった。新し…
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記事一覧

読書ノート660「「記憶」のなかの戦後史」を読んだ

いまや死語とさえいえるかもしれないが、社会派ルポライターという呼称が実にぴったりの向井承…

久保耕造
2週間前
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読書ノート659.5「おてあげ第3号」を読んだ

全文を読んだわけではないので、読書ノートとしてはノーカウント、備忘録として。 「困ってる…

久保耕造
2週間前
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読書ノート659「さえてるやつら」を読んだ

少し前に読んだ、同じ著者による「長い髪の少年たち」の続編ともいうべき作品。 登場人物や人…

久保耕造
2週間前
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読書ノート658「ミレニアム 7 鉤爪に捕らわれた女(上)(下)」を読んだ

刊行されていたのを知らなかったが、書店の店頭で本書を見つけて、最初の時の面白さを再び味わ…

久保耕造
1か月前
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読書ノート657「長い髪の少年たち」を読んだ

本書の存在は以前から知っていたのだが、あまり読んでみようという気にはならなかった。 しか…

久保耕造
1か月前
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読書ノート656「北京から来た男(上)(下)」を読んだ

ヘニング・マンケルのヴァランダー刑事シリーズ以外の作品を読み始めたら、面白くて止められく…

久保耕造
1か月前
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読書ノート655「スウェディッシュ・ブーツ」を読んだ

ヘニング・マンケルにはまり続けて、「イタリアン・シューズ」の続編と聞いて読まざるを得なかった。 「イタリアン・シューズ」から8年たったという設定になっているのだが、冒頭、就寝中に孤島の家が全焼して焼け出されるというショッキングな場面から始まり、すわ、今回はミステリーかと思わされるのだが、全体としてはその火事の犯人探しがメインのストーリーというものではなかった。 前作の「イタリアン・シューズ」にも、主人公が手術で誤って片腕を切断してしまった女性が登場し、この作品でも火事を取材す

読書ノート654「恋しくて」を読んだ

この本を読んだきっかけは、朝日新聞の天声人語。 不勉強で知らなかったのだが、短編の巨匠と…

久保耕造
2か月前
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読書ノート653「イタリアン・シューズ」を読んだ

ヘニング・マンケルの刑事ヴァランダーシリーズを読み終えて、さすがに満腹状態だったのだが、…

久保耕造
2か月前
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読書ノート652「タンゴステップ」を読んだ

ヘニング・マンケルのヴァランダー警部のシリーズを読破して、さすがに、もうちょっとマンケル…

久保耕造
3か月前
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読書ノート651「夜のフロスト」を読んだ

知人にすすめられて読み始めてしまったフロスト刑事シリーズの第3作目。 長い小説だった。 こ…

久保耕造
3か月前
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読書ノート650「僕たちの好きだった革命」を読んだ

なんで、この本を読むことになったのだっただろうか? 著者の鴻上尚史については、これまで著作…

久保耕造
3か月前
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読書ノート649「増補・復刻 幕間のパントマイム 授業改革運動と山内校長代行退陣の…

「読んだ」というか、この本を出版、刊行させてもらった。 確かに、出版する側として編集者的…

久保耕造
4か月前
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読書ノート648「ガザ紛争の正体 暴走するイスラエル極右思想と修正シオニズム」を読んだ

必要があって、相当久しぶりに新宿の模索舎を訪ねた。 用件は済ませたのだが、一冊も本を買わずに立ち去るのも忍びなかったので、なかばカンパがわりに購入した1冊。 著者の宮田律さんは、Facebookの投稿を通じて、現地をよく知る人であることは知っていたので、そんな人が書くものなら信頼できるのではないかと思い読み始めた。 いつも、いくつもの本を並行して読んでいるのだが、読みやすさもあったうえ、内容が興味深く、他の本を押しのけて読み通してしまった。 書かれているのは、これまでのイスラ