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読書ノート

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2011年にFacebookを利用し始めて以来、Facebookの中の「ノート」という機能を使って読書の記録をつけていたのだが、その「ノート」という機能が廃止されてしまった。新し… もっと読む
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記事一覧

読書ノート644「あるかしら書店」を読んだ

こんな本といっては失礼かもしれないが、読んだからと言って、読書したといえる本なのかどうか…

久保耕造
2週間前
1

読書ノート643「おてあげ」第1号、第2号を読んだ

掲載内容すべてを読んだわけではないので読書ノートにカウントしてよいものかどうか迷ったが、…

久保耕造
2週間前
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読書ノート642「海の見える風景」を読んだ

著者の早川義夫と聞いたって、ピンとくる人は70歳以上か。 ジャックスといったってわからない…

久保耕造
1か月前
1

読書ノート641「フロスト日和」を読んだ

知人にすすめられて読み始めたフロストシリーズ。 1冊目で面白くないと思ったのだから、やめて…

久保耕造
1か月前
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読書ノート640「神」を読んだ

「コリーニ事件」や「犯罪」などで読者をあっと言わせたシーラッハの新作。 例によって裁判と…

久保耕造
1か月前
3

読書ノート639「星月夜」を読んだ

亡くなった伊集院静追悼の意味を込めて読み始めた彼の作品。 表紙の帯に「新しく、何かに挑も…

久保耕造
1か月前
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読書ノート638「独裁者の学校」を読んだ

もう60年近く前、中学生になった夏休み、夏休みに読むべき推薦図書として、各誌・紙などにしばしばあげられていたのがケストナーの「飛ぶ教室」だった。 そういうものは読むべしと思っていた健全な読書少年は、それ以来、岩波書店のケストナー全集を読み、その他のいくつかの作品をも読み続けてきた。 ケストナーがナチスなどから焚書の対象とされるような気骨あふれる作家であることを知ったのは、後年になってからのことだった。 そのケストナーのこんな作品が今時、刊行されるというのは、現在の世界情勢への

読書ノート637「羊の目」を読んだ

亡くなった伊集院静の作品で、未読だったものを読んで追悼しようということで、過去の作品をい…

久保耕造
2か月前
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読書ノート636「戦争の社会学~はじめての軍事・戦争入門~」を読んだ

確か、佐藤幹夫さんが、自身が主宰する「飢餓陣営」の最新号で、橋爪大三郎がガザについて書い…

久保耕造
2か月前
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読書ノート635「永遠の詩(2) 茨木のり子」を読んだ

読むつもりだったわけではない。 渡米してしまった娘が残していった荷物の中にあったのを、何…

久保耕造
2か月前
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読書ノート634「客観性の落とし穴」を読んだ

この本がよく売れているらしい。 今、多くの人が、客観性に懐疑的だということなのだろうか? …

久保耕造
3か月前
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読書ノート633「少年譜」を読んだ

亡くなってしまった伊集院静の短編作品集。 「大人の流儀」シリーズや最近の長編などはいくつ…

久保耕造
3か月前
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読書ノート632「禍根」(上)(下)を読んだ

ご存じ、パトリシア・コーンウェルによる検視官、ケイ・スカーペッタのシリーズ最新作。 同シ…

久保耕造
3か月前
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読書ノート631「クリスマスのフロスト」を読んだ

昨年、知人にすすめられて読んだ、スウェーデン人作家、ヘニング・マンケルの刑事ヴァランダーシリーズの文庫全17冊を読了したところ、同じ知人から「次はこれを」と送られてきたのがこの作品。 主人公の刑事フロストという名前に聞き覚えはあったものの、全然知らなかった作家の作品を読んだ。 文庫本にして500ページをこえる作品で、翻訳は、かなり独特のテンポと描写を全体に維持させていてユニークなのだが、いまいち面白さがわからなかった。 というか、主人公のキャラクター設定がどうも好みでなかった