読書ノート655「スウェディッシュ・ブーツ」を読んだ
ヘニング・マンケルにはまり続けて、「イタリアン・シューズ」の続編と聞いて読まざるを得なかった。
「イタリアン・シューズ」から8年たったという設定になっているのだが、冒頭、就寝中に孤島の家が全焼して焼け出されるというショッキングな場面から始まり、すわ、今回はミステリーかと思わされるのだが、全体としてはその火事の犯人探しがメインのストーリーというものではなかった。
前作の「イタリアン・シューズ」にも、主人公が手術で誤って片腕を切断してしまった女性が登場し、この作品でも火事を取材す