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駄菓子屋さん
ラジオから駄菓子屋さんの話が聞こえてきました。
「そういえば、駄菓子屋さんって今はもうあまり見かけないんですよね。」と、アナウンサーが話しています。
「スーパーに売り場はあって、駄菓子がたくさん売っているコーナーはあるけれど。」と。
番組に届いたメッセージは 地方の方からだったと思います。
確かに都心では ゼロとは言わないまでも、きっと1店くらいはあるはず、あってほしいと思いますが、
もうほとんど存在しないのではと思います。
どう考えても採算とれないでしょうというお店ですから仕方ないと思いますが。
私が子供の頃は、普通にちゃんと存在していて、毎日、子供達で とても賑わっていました。
もちろん私も含めた子供達、皆が一番大好きなお店だったと思います。
今でも駄菓子屋さんと聞くと、ワクワクとっても楽しくて嬉しい気持ちになります。
それでもやはり、採算はとれなかったでしょうね。
手間ばかりかかって、いくら沢山売れても、大した売り上げにはならなかったと思います。
今になって思うのは、ああいう場所が普通にあって、救われた子供達が多かったのではということ。
駄菓子を見て、選んで、買う時に、お店のおじちゃん、おばちゃんと話をします。
黙って買うことはないでしょう。
スーパーで駄菓子を選んでカゴに入れるのとは大違いで、大したことない話でも人と話をすることは とても大切なことと思います。
おじちゃんや おばちゃんは、いつも見ている子供なら、あれ? 何かあったかな?くらいは察しがつくと思います。
そんなに凄いこと、大事でなくても、子供達も何か嫌なことがあっても、駄菓子屋さんに行ってホッとして、大丈夫!と思えるかもしれません。
子供達にとって、単に駄菓子を買うだけではない居心地のいい場所。
何か辛いことがあっても、あそこにいけば、辛いことを吸収してくれて 大丈夫と思える場所。
特に意識していなかったけれど、そういう場所だったように思います。
そういえば こんなこともありました。
私が小学3年生くらいだった頃、突然 父と母が駄菓子屋をやろうと思うと言い出したのです。
その大繁盛していた駄菓子屋さんみたいなお店を二人でやるからと。
もちろん私は大喜びしましたが、現実にはなりませんでした。
父は普通のサラリーマンで、その当時、会社を辞めたいと思っていたんだろうなと後になって思いましたが、
もうとっくに鬼籍に入ってしまっているので分かりません。
その時の私は 父がどういう心境だったのか?なんて全く思いもつきませんでしたが、
父も母もとても嬉しそうだったのは覚えています。
あそこにいけば大丈夫!と思える居心地のいい場所は、子供だけでなく、大人にも必要ですよね。
ただ駄菓子が売っている場所ではなく、優しい人がいる駄菓子屋さんのような場所が。
こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
まだまだ寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
よい毎日でありますように (^_^)
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