秘色

自分の気持ちや考えを整理する場所 誰かとこの気持ちを共有したり共感できれば素敵

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最近の記事

ルール違反

ルールを守ろう。 生まれて何度聞いてきた言葉だろう。 ルール、校則、法律、決まり事、約束 様々な形式で様々な縛りがある。 これは人間が人間と共に生きていくうえで必要なものだと思う。 深夜の交差点、どんなに車通りが無くても赤信号では止まるし、バスの運転手さんにはお願いします、ありがとうございますを言うようにしている。 マナーやルールは比較的真面目に守ってきたつもりだ。何の疑問も抱かず、ルールを忠実に守る自分に誇りさえ感じていた22歳、壁にぶつかった。 それは就職活動 黒髪の

    • 真夏の君へ

      昔、たむろしていた神社の軒下で彼女はよく 「暑くて死にそう!」 と猛暑が続く夏に、汗をダラダラと垂らしながら訴えかけてきた。当たり前だ。神社の屋根ひとつ程度では暑さを凌ぐことは出来ない。 「人間そんな簡単に死なないよ。」 と自販機で買ってきたペットボトルを首元に当てると、眉間に皺を寄せながら強く目を瞑り冷たさを堪える。ゆっくりと力を緩めながら目を開くと「ありがとう!」と向日葵のような笑顔で笑った。 そんな彼女はこの夏に暑さではなく、病で死んだ。 冬に病が見つかると

      • 誰にでも愛されることはやめにする。

        私は誰にでも愛されていたいのだ。 それに気づいたのは21歳になった私。大人であることを必死に主張するかのように、手には緑のマルボロとシルバーのオイルライターを握っていた。 愛されたい衝動の原因は中学生時代にまで遡る。ひょんなことから周囲から嫌われる事件があった。当時の私は「強い女」に憧れ、演じていたため、嫌われることをさも気にしていないかのように扱った。それがかっこよかったから。 当時の私は「気にしていない私かっこいい」と思い込んでいたため気付いていなかったが、この時点

        • 摂食障害とわたしの話

          隙自語、今回もわたしのお話です。 私は人より普通に食事を摂ることが苦手です。というのは食べられないのではなく、「食べ過ぎてしまう」のです。 きっかけは、ちょっとしたダイエットでした。 一人暮らしを始めたことがきっかけに、自分で好きなものを好きな時に食べれるようになりました。体重計が手元になかったこともあってか、以前よりカロリー計算をしたり体重にとらわれず生活をしていたところ、1年で3キロほど太っていました。私自身多少は気にしていたのですが、私を動かしたのは恋人の一言でし

        ルール違反

          上手に生きられないわたしの話

          いつからか上手に生きられなくなった。 煙草が手放せなくなった。お酒を頼らないと素直になれなくなった。見た目や食に執着するようになった。愛されているという自信がなくなった。人を愛することが不安に変わった。 いつからなんだろう。 私は小学生のころ活発で、気が強く、人の上に立つことが好きだった。そのため周りから敵視されることも少なくなかったと思う。それでも自分のことを誰よりも信じていたし、自分が嫌いなどと考える余地もなかった。そのころの私は周りなどどうでもよかったのだ。自分が

          上手に生きられないわたしの話

          匂いと記憶

          『あ、この匂い何処かで嗅いだことある。』 そんな経験はないだろうか 匂いというのは不思議なもので、思い出そうともしていなかった昔の記憶を、鼻を掠めた微かな匂いを使って簡単に引っ張り出してしまう。 例えば、夕時の住宅街で香ってくる香ばしい匂いが実家の母の手料理を彷彿とさせたり はたまた、全く面識の無い人とすれ違った時に掠めた匂いが元恋人を思い出させたり。 無駄に匂いに古傷えぐられがちな私は調べてみたことがある。 この匂いと記憶が結びつく現象を「プルースト効果」というらし

          匂いと記憶

          first.

          初めまして。skinです。なんとなく始めてみようかと思っていたら、数か月たってしまった。これは時の流れがはやいのか私の行動が遅いのか。 このnoteでは、自分の考えや妄想を記録していく 。とある学生の日記帳にすぎないのだが ただこの女の子、少し頭のねじが外れている。 普段はまるで一般人ですといった顔をして、生活しているものの頭の中で繰り広げられる妄想や、考えはきっと社会には馴染めない何かでできている。そういった私の考えを誰かが覗いて、共感したり、ときめいたり、心が動かさ