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ずっと住むところってどうやって決めるの?

今月で遂に私も34歳となる。
社会人になって、12年、東京に出てきて11年
それ相応に東京人のようなふりをしている。

都心から20分以内の家に住み、UberEATSやネットスーパーは選び放題、観葉植物を飾り、洗面台にaesopのハンドソープを置いて、IKEAの台拭きを使い、洋服はユニクロで買っている。

あれ?これ別に都心から30分以内に住んでいる以外は、特に東京人と呼べるライフスタイルではなくないか?

と不思議に思う人もいるかもしれない。
まさに私もそう思う。たまたま東京人を例えるとなんだろうー?(ライフスタイル版)を考えた時に浮かんできたアイテムの数々だ。

あとは、バルミューダのトースターがあれば完成するのではないかと思う、島国日本ならではの私の思い込みだ。

最近、クソ高い家賃を払っていて思うことがある。人生の時間は有限だというけれど今の人生を楽しみ切るためにはそれなりに足りているが、未来の自分が楽しめるためのお金は圧倒的に足りない気がする。

今や東京都内で一戸建てを買うことは、足立区や墨田区、大田区で家を持つことすらも難しくなっている。

1LDKの部屋に、押し入れに荷物を詰め込むように親子3人住んでいる人がほとんどと聞くと耳を疑うが、先日パートナーの実家に帰った時に地方の不動産の安さに驚愕した。

東京の値段の1/6だったからだ。

千葉県出身の私からすると東京に住む意味はただ帰る実家がないのと、今更地元に帰っても話が合う友達がいないということだ。

さらに、東京に住みたいと思うのは、魅力的な人や先進的な娯楽が季節が移り変わるように私に刺激をあたえてくれるからだ。

名古屋に帰った時に、どこかつまらない気がしたのはおそらく彼や彼の親戚がつまらなかったからではない。

東京という街に住むと一歩外に出れば、多様な価値観と魅力的な店や人に出会う。


果たしてその人たちに出会えるチケットを手に入れるために毎月通常の人たちの家賃の2倍を払い続けることが私にとっての価値なのかを改めて熟考しようと思った。


最近家を買うことを嫌がっていたパートナーも周りが家を買ったことにより興味を持ち始めている。高い給料をもらい続けるならば今の職場は辞められないけど、本当にお互いの理想的なライフスタイルなのかは話し合わねばいけないし、そもそも本当に都心に住まねばいけないかを改めて自分に問いただしたいと思う。

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