GLP学習発表会 『考えを可視化するアウトプットの力』 (2)
2では探究を通して本を読んだり、論文を読んだりYouTubeで動画を視聴したりしてインプットしたことをベースに作った、学習発表会のプレゼンのインフォメーショナルな部分をnoteでも共有していきたいと思います。
発表会で、『あなたは自分は日常的にアウトプットできているでしょうか?』という問いに対して、
発表会(合計約40人)のうち、『できている』が数人、『微妙』が5人ほど、その他が『全然アウトプットできていない』に手をあげました。アウトプットと聞くと勉強の時に役立つものという印象や、ブログを書くことなど、少し硬いイメージを持っている人が多くいるのではないかと思います。
しかし、友人や先生との日常会話も、ちょっとしたメモも、何かスポーツを練習することも全て『自ら考えて能動的に働きかけている』という点でアウトプットをしていると言えます。
要するに、私たちは日常的にアウトプットをしているもののその多くが、意識化されずに行われているということです。その無意識的なアウトプットのプロセスを意識化することが多くの面で学びの効率の良さに繋がるのではないかと強く考え発表で訴えかけました。
ここでインプットとアウトプットの定義付けを明確にしておくと、
アウトプットとはつまりインプットした内容を脳で処理して、それを何らかの形で自ら外界に表現することです。
例 : 本を読んだ ⇨ 読書感想文を書いた
サイレントを観た ⇨ 友達と手話について話した
どちらを重要視するべきかという問いがよく上がってきます。その答えはもちろんアウトプットです。なぜアウトプット重視が良いのかという問いに対してとても共感できる答えが『人間の記憶手段の違い』に隠されていることを発見しました。
運動性記憶は忘れにくい。人間の記憶は大きく分けると意味記憶と運動性記憶の二つに分類されます。
ものすごく簡単に表現すると、インプットは受動的で自己の働きかけがなくても成り立つものです。それに対してアウトプットは能動的、主体的に自ら働きかけることによって初めてできるものになります。
自転車を例に挙げてみると分かりやすいです。
自転車が乗れない人に対して、自転車の乗り方説明書を渡して学んでもらうのか、実際に自転車に乗って体験して学んでもらうのかでは学習効率が大きく異なります。さらに自転車は、一度乗れるようになってしまえば数年後にもう一度乗ってみても特に難なく乗れるのが普通です。運動性記憶(アウトプット式)の学習法はその効率でも長期的な記憶の定着に関しても優れていると言えます。
記憶の仕方の違いを探究を通して知り、アウトプットを重要視するべき理由に強く納得しました。
しかしインプットは必ずプロセスの中で重要だということを忘れてはなりません。インプットしたことを脳で処理することで初めて行動に移せるようになるからです。
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日常的なアウトプットの多くが、意識化せずに行われています。
運動性記憶の強化アウトプットの意識化でその力は何倍も発揮されることをここ数ヶ月の実践で実感しました。
アウトプットとは話す、書く、行動するの3つです。
(3)では自分なりに考え、認知心理学とアウトプットとのつながりを作って初めて知り得た、『話す、書く、行動する』の3つを、より高いモチベーションを保ち実践できるようになるためのメリットをシェアしていきたいと思います。
クリチバーノ1212
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