プレゼンテーション4_1

「強くてニューゲーム」なキャリア戦略

💻強くてニューゲームとは

RPGゲーム用語。一度ゲームクリアしてレベルが上がった状態や道具を持った状態で、新しいゲームを始めることができる技のこと。

これができるとプレイヤーは序盤から優位にゲームを進めることができ、初めてゲームプレイする時より難易度を下げることができる。

最初にこの「強くてニューゲーム」システムを導入したのは1995年3月発売のクロノ・トリガーというゲームらしい。

懐かしいと思う世代の方も多いのではないだろうか。

📙重なる部分

HR界隈にいる立場としては「最近の雇用の考え方(キャリア)」と「強くてニューゲーム」が思考の中で重なる部分が多い。

具体的にいうと、平均年齢が30歳を下回るスタートアップに40歳で転職した僕はこの「強くてニューゲーム」を体験することが多々あった。

・あ、その会社の人、知ってるよ。
・それなら**企業の人と前に仕事したことあるよ。
・(営業先で)どうも久しぶりです!以前はお世話になりました!

とかとか。

人脈や知識・経験からくるアドヴァンテージの恩恵を受け、良い方向へ向かうこともあった。デジャブのように「強くてニューゲーム」を体験していた。


💭キャリアの考え方が変わってきている

今までは「新卒一括採用」からの「終身雇用」「年功序列」という流れが一般的だったが、それも最近変わりつつある。

特に僕の少し先輩(第2次ベビーブームあたり)で45歳くらいの方々はそうだったのではないだろうか。出生数も今では90万人程度なので、その世代の方々は2倍くらいいることになる。

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※厚生労働省(人口動態調査より引用)

残念ながら、その世代中心に大企業で人員整理が始まっている。まさか自分が所属している企業がそんな事になるとは思っていない方も多いと思われる。

東芝、NEC、富士通と誰でも知っている有名企業が人員整理を初めているのは皆さんご存知なはず。

🔰経験値は明確なアドヴァンテージ

体験していなくても先人の知識を得ることができる書籍が尊いものであるように、40代ビジネスマンの知識やリアルな経験は尊いものである。

しかし、それに気付いていないビジネスマンが多いのも事実。

経験値が多い組織の中では珍しくもない経験が、経験値が少ない組織の中では稀有な存在になれる。

身を以て体験した経験やその中で得たリアルな知識はビジネス上で明確なアドヴァンテージになっている。


✋年齢に囚われるな

僕が所属しているリフカムCEOと出会ったのは彼がまだ26歳で、僕が39歳の頃だった。

年齢差だけで見れば一回り以上違うが、彼がビジネスマンとして歩んできた経験値は非常に興味深いものだった。

「何を成し遂げたいのか?」
「なぜその不を解決したいのか?」

採用サイトに綺麗に並べられた言葉とは全く質の違う会話を彼とした事を今でも思い出す。

結果、僕は40歳の時に4番目の社員として平均年齢28歳くらいのリフカムに参画を決めていた。

年齢や安定ではなく「何をしたいのか?」「なぜしたいのか?」を意識した時間だった。

🚀40代の仲間たちへエール

勇気を持って飛び込めば、仕事に熱中できる時間がきっと待っている。

自分が歩んできたキャリアで得た知識や経験であなたが「先人」になることができる世界が広がっていると思う。

「終身雇用」「年功序列」は恐らく終わりを迎え、色々な技術が予想を超えるスピードで迫ってくる中でシュリンクする業界、残念ながら無くなる業界もあるだろう。

でも、あなたが活躍できる世界はきっと無くならない。

僕は期待と賞賛を持って皆さんを応援したい。

「ゲームオーバー」ではなく「強くてニューゲーム」なキャリアをスタートしよう。


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