子育て、今更後悔してもね、、、

いやはや、私の様に波乱万丈で生きてる人から突然、成績優秀で本当の意味での”良く出来る子” が育つわけがない。。。
具体的に言うと私の生活は波乱万丈イコール、生活リズムというか規律の様なものがない上に快楽主義の私は母親である前に自分の興味のある事、楽しい事を優先したりしてしまう、ダメダメ母なのである。
大体仕事がフリーランスの業種を掛け持ちしてる故にスケジュールが無茶苦茶、数週間仕事がないかと思うと1月夜遅い日々が続いたり、、そう言うスケジュールで何年も何とか子育てをして来た。


因みにうちの一人息子は13歳。日本で言うと中一後半なんだがなぜかアメリカというかニューヨークでは中3で今年の9月からもうハイスクールなんだ、早すぎないか?
学校のシステムの事はここでは説明しないけど、私の感覚からするとついこの間中学に入ったばっかりで2年生だなーと思ってるうちにコロナになり、去年の3月から基本ずーーっとリモートなんです〜。
一度10月からブレンドラーニングという週2日登校して、後はオンライン授業というのに進展したけど1ヶ月ちょっとでまた感染者が増えたので再び学校閉鎖になり、結局ずーっとオンライン授業です。
言い訳だけど、そんな事もあり学校から高校の話も出なかった事からうっかりしてた、ぼーっとしてた。自分の失業保険の事とか今後の仕事をどうするとかばっかり考えてたし、子供の学校の事もちょくちょく見てはいたが、高校の事忘れてた。

全く忘れてたと言えばそうでもない。実は今通ってるローカルの(徒歩8分)のパブリックスクールはハイスクールまでついていて、ぼーっとしてても間違いなく同じハイスクールに入れるのだ。。。それに特に優秀でもない学校だが別に悪くもないよ、、と近所の親御さんなどが言うもので、そうか、なんだ、よかった。最悪ここでいいやん、別に、、と心の中で安心していたという事実がある。
第一うちの子は今の学校が気に入っててここで良いと言っている。(彼は面倒臭がり屋で冒険心があまりない)


それにそ言う学校に通ってるから学校側も高校進学について特に聞いて来ない生徒には話もして来ない。進学についての懇談もないし、何もしなければ自然に今の学校付属の高校に行けるんだ、、が。
上を目指せばきりがないが、同じニューヨーク市内のパブリックスクール(400校ある)もピンキリで、唯一入試試験の様なものがあるがそれはあくまで400校の内トップの9校を目指す人のみのテストなんです。。唯一のそのテストはそのトップエリート9校に入れる人というか目指す人じゃないと全く意味のないテストで、それ以外の高校(392校)に関しては入試テストは一切なくとてもとても複雑な仕組みで住んでる場所とか学校に寄って受け入れに対する優先順序があって合否が決まる。みんな少しでも良い高校に行かせる為に色々研究したりして志望校を決めるんだけど、数がありすぎてどこが良いのかを知る為に物凄いリサーチや周りの口コミ情報を得る必要があり、分かってはいたけど他の事で忙しく出来てなかった。


それに何と言ってもうちの息子は全く勉強が好きなタイプではない。タイプで言うとドラえもんののび太だ。宿題をやっていない事をいかにバレない様に誤魔化すか、、に労力を費やしている。私にバレると本当に白々しい嘘をついてしらばっくれる。私がガミガミ起こると、”すいません、すいません”と言ってコソコソ部屋に入っていく。
夢中になっているのはスクーター(日本ではキックボードとかいうんだっけ?)。もう2年くらいそれに夢中で毎日学校が終わるとスケートパークに向けて飛び出して行き、暗くなるまで(暗くなっても帰って来ない)。友達はインスタで知り合ったスクーター仲間が沢山いてNYC中のスケートパークを徘徊している。
夢中になれる事があって良いじゃないーとか言われて調子乗ってた。。

この子にはこの子の人生があるし、エリート校に行けるタイプでもないから良いかーって気軽に考えていたのんびりママの私だが、今日、よその子供がトップスクールに合格したとか言うニュースが入って来てから胸がざわざわし始めたのだ。


私がもう少し違うタイプの仕事をしていて規律正しい生活を送らせていれば、もうちょっとまじめに日々の勉強を一緒に見てあげていれば、この子も頑張って良い学校に行けたかもしれない、、と急に今更しても仕方のない後悔に苛まれる。
人生のこの時点でいい高校に入れた子供達とうちの子の間でもう今後変える事の出来ない格差が出来てしまっていると言う事実を突然突きつけられると、”この子にはこの子の人生があるし、エリート校に行ったって幸せになるって保証もないし、、” などと言っていた自分は正当化していただけで、実は面倒な事から逃げていた、自分にとって楽な子育ての道を選んだだけに過ぎないのではないかと思えてくる。

うちの子は勉強好きじゃないし、向いてない。と言うのは嘘ではないし、いろんな人にも言われた様に親のエゴではなく本人の意志を尊重するって言うのは間違ってはいない。
けど、ある意味多少無理やりでも”いい学校に行かせる為” に私の方で出来る努力はあった、、絶対あった、、、そうする事でこの子が将来生き易い道ともっと沢山の選択肢のある人生を与えてあげる事が出来たんではないかと思うと。。。

何だろうね〜
今更ながら、子育て誤ったなーって思ってしまう。
こう思うのは今が初めてではないのに、結局自分には自分のやり方でしか育てならなかったんだから今更こんな事言っても仕方ないんだけど。
こう言うネガティブな気持ちになるのは人と比べるからなんだよね。
よその子がエリート校に合格した話を聞かなければ今日こう言う気分にならなかったと思うので。。。私も小さい人間だ、全く。

さて、もうすぐ息子が帰ってくる。
ネガティブにならずに高校進学の話が出来ます様に。。。。



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