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宇野での生活

近辺調査(散歩ともいえる)

宇野に来てから最初の2週間くらいで段々ここでの生活のペースができてきた。
その2週間で昼も夜もとにかく近辺調査(散歩ともいえる)をしまくった。

1日1時間以上歩くのは普通で、大体2時間くらいは歩いていたと思う。
とにかく歩く。
そして、地域の雰囲気や近くのお店の種類や場所の確認、自分の気になる場所などを頭に入れていく。
日の出ている時と出ていない時の雰囲気の違いを感じる。

歩くという移動手段は普通の観光旅行や普段仕事している人等、時間の制限がある人にとっては効率の悪い手段だ。
時間も体力も奪われる。

でも僕はこの場所で特に何かをしなければならない身ではない。
いつまでここにいるかも決めていない。時間がたっぷりある。

時間がたっぷりある時は極力歩くという手段を極力とっていきたいと思っている。
それはもちろん、周りをきちんと味わうため。

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それはまぁ、別にいいとして。
とにかく、たくさん歩いた。

特にお気に入りなのは、前の記事でも出てきた日の出海岸。
それと魚市場とスーパーへの道。

スーパーは岡山、広島、香川に展開されている「エブリイ」という業務用スーパーだ。
安くて新鮮で半月くらいは毎日欠かさず行っていたくらいだ。
今日は何が安いかな、とかワクワクしながら。

なんならポイントカード(普段全然作らない)も作って、カードに現金チャージしちゃうほどのお気に入りっぷりである。主夫になりたい。

あと、このスーパーの歌みたいなのがずっと流れてて、そのメロディーが妙に頭から離れなくなってしまう。
一種の洗脳だと思う。やだやだ。

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魚市場はエブリイに行く道中にある。
ただ、営業日が木曜から日曜で、13時までしか開いていない。
きっと市場とはそういうものなんだろう。

だから、木曜から日曜の間にエブリイに行く時は、まず魚市場を覗いてめぼしいものがないか探す。
これだ、というものがあればエブリイの帰りに買って帰る。

そう遠くない未来に魚丸々一匹買って捌くのが目標だ。
海の近くで暮らしている人や、釣りが好きな人にとってはどうってことないと思うかもしれないが、未経験者からしたら「大変そう」という印象がある。

でもせっかく海の近くで暮らしているし、魚市場もこんなに近くにあるのだから、これをいい機会に捌けるようになっておきたい。
ここでの目標の一つである。

仕事と出会いと修行僧

生活に大きく関わってくることの一つ、仕事。
ここでの仕事は自分が今までにやったことのない業種なので、始めは少し不安があった。

しかし、やってみるとこれがまた楽しい。

宿の仕事は基本的に掃除とチェックイン業務。
掃除は元々好きだし、チェックイン業務の時にお客さんと話ができるのも面白い。

「どこから来たんですか?」
「名古屋です」
「え、僕も名古屋です!名古屋のどこですか?」
「そうなんですか!いや、本当は名古屋じゃなくて長久手なんです」
「え!ちょっと前まで長久手に職場あったし、なんなら高校も大学も長久手でした!」

なんてこともあったり。
名古屋市民じゃなくても名古屋を使って説明するの愛知県民あるある。

というか、最近気になったのはコロナ関連やGotoの対象を~とかいうニュースの時「東京、大阪、名古屋」とか書いてあるの見て「愛知って書かないんだ」って思ってた。

今に始まった事じゃないし、別にどうでもいいけど。

他にも、仕事で来ているという別のお客さんの仕事内容訊いたら、めちゃくちゃ興味深い仕事内容だったり。
自分が選んだわけではない情報が聞けるのもとても楽しい。

そして、古書店の方の仕事は買い取った古本の掃除やカフェ、バーのお手伝い。こちらでもお客さんとお話したりして、いい出会いも沢山ある。

営業日ほぼ毎日来てるんじゃないかというおじさまは音楽やら映画やら色々と詳しくて、話を聞いていて面白い。
シュッとした感じのおじさま。年齢は絶対教えてくれない。

すぐ近くのお店の人でも同じくらいの頻度で来ている人がいる。
この人には地域の事などを色々教えてもらった。海外に住んだ経験もあって、話を聞いてますます早く海外に行きたくなった。

なにより嬉しかったのは地元の学生の子と仲良くなれたこと。
音楽の趣味も合うしフラットに接することができるのが何とも心地いい。
ご家族そろってお店に来て、たくさんお話ができたのも楽しかった。

あと、この子は人のもつオーラの色(もしそれをオーラと呼ぶなら)が見えるらしい。
色の意味までは分からないらしいが、見えるもんは見える。そういうこと。

また、ドリンクを作るような仕事は初めてなのでとても新鮮だし、緊張もした。
今でも何かを作る時はちょっぴり緊張する。

飲み物がたっぷり入ったカップなどをテーブルに出すときには、こぼさないようにと手に変な力が入りプルプルと震える。
これにはなかなか慣れない。飲食で働いている人ってすごい。

古本の掃除はかなり好きだ。
値札シールがついていればきれいにはがしたり、折り目がついていればのばしたり、全体的に拭き掃除をしたりする。

自分が好きな本をこのように撫でまわす事ができるのは何とも至福である。

さらに、掃除が終わった本には紙に本のタイトルと著者名を書いて挟む。
この時に自分が掃除してたのはこれだったのか!とか、この本面白そうだな!となることが多く、面白そうな本は頭の中の「読みたい本リスト」に追加される。

ちなみに、最近仏教の本やマンガの影響で掃除をする時は心の中で「自分は修行僧なんだ」となりきっている。
これで煩悩を消し去るんだ!という本物の修行僧に比べて大した修行も積まずに煩悩を消したい、という煩悩にまみれながら。

ブッダ

食生活

自分の生活の中でかなり重要になってくるのが食生活だ。

そして、こっちに来てから食生活に関しても様々な変化があった。

が、それはまた次の記事に。

読んで頂きありがとうございました!

少しでも楽しんで頂けたら幸いです!

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