見出し画像

レティシア書房大好きですねん

レティシア書房、好きなんですよね。小さい書店は店主が目を光らせてる感じがして、冷やかしで入りにくいんですが、レティシア書房の嬉しいところは100円コーナーがあるんですよ。一通り棚をチェックしてあんまり買おうと思う本がなく、「せやけどなんにも買わずには外に出にくいよなー」という場合に「最悪100円で何か一冊買える」っていう気持ちにさせてくれる安心感ってあんまりわからないですかね。僕はあの100円コーナーによってめちゃくちゃ助かってるんですよね。

店主の小西さんには一度、お昼の番組を担当させていただいていた頃、ゲスト出演していただきました。出ていただく前にお店へ行き、事前取材したのが僕の初レティシアでした。もともと北山にあったレコード店兼書店?で働いておられ、エフエム京都ともかなり身近なところにおられたらしいけど、僕は北山の頃を知らないのであんまりよくわかりません。ただ、そのレコード店というのが、その昔、千本丸太町にもあり、そこではサンプリングサンていうバンドの男前の矢野さんが働いていたので、よく冷やかしに行ったことを思い出しました。矢野さん元気かな。阪神の矢野監督を見るたびに矢野さんのことを少しばかり思い出すから苗字って偉大。

小西さんにゲスト出演してもらったのは、2020年の3月だったかな。その1ヶ月後には安倍ちゃんが初の緊急事態宣言を出したっていう頃ですから、今思えば何とか、ギリギリ出てもらえたって感じの頃で、それから僕は朝の番組を担当することになり、その朝の番組も今は無くなっていたり、本当にめまぐるしいわけで、そんななか、一年くらい経って久しぶりにレティシア書房へ行ってみたら、僕もマスクしてるもんだから、やっぱり小西さんも僕に気づくことはなく。いや、ひょっとしたら気づいてて気づかないフリしてるのかもしれないけれど。

それからさらに半年ぶりくらいに行ったら、大昔に僕がどこかで売り払った『タクシードライバー日誌』っていう、実に暗い本が100円コーナーにあったから懐かしくて買ってしまった。本当にこの『タクシードライバー日誌』がその昔、僕が売った『タクシードライバー日誌』である確率って親子丼の鶏と卵が実の親子である確率とどちらが高いだろう。

今度「レティシア書房」へ行く時には、こちらから「以前、お世話になりました涌井です」って声掛けてみようかな。いつまでも知らないフリをしてるよりも、そのほうがこれから楽しくなる気がする。

#令和3年11月11日  #コラム #日記 #エッセイ
#京都の書店  #ラジオ #note日記 #毎日note
#毎日更新  #ジャミロワクイ #ジャミロ涌井
#読書の秋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?