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映画鑑賞の記録 『妖怪の孫』

政治の話をするとケンカになるか話にならないかですよね。こういうの、分断って言うんでしょうね。安倍さんは分断を煽りまくった政治家だったことは間違いないでしょう。マスコット的なかわいらしさもありましたし、アベノミクスにみられる心地いいスローガンもあったし、ユーモアを交えた熱弁も支持を集めました。メディアを利用した印象操作も巧みでしたし、安倍さん自身がどうこうというのももちろんあるんでしょうけど、安倍さんを使って好き放題やりたい放題やりたい人がいて、その人たちにとって抜群のアイコンやったんやと思います。

映画を観ましたが、もう、腹立たしくてなりませんでしたが、なんといいますか、安倍さんの作り上げた価値観、方法、正義、エトセトラ、みんな想像以上に世の中に浸透していますよね。そうじゃないといろいろ成り立たないところまで浸透していて、ちょっと反対意見を述べるだけで「思想的に偏りのある左翼の人」みたいな扱いになる。そういう有名人が次から次へと「扱いにくい人」としてメディアから消えていってますよね。

安倍さんが、というより、安倍さん陣営がとにかく政治家として「やり手」ですよね。いいか悪いかといえば最悪やと思いますけど、いまの野党の情けなさを見るにつけ、そう思わざるを得ません。自民は嫌だけど野党はもっと無理、っていう人は多いんじゃないかしら。そういう人たちの受け皿に維新がなっちゃったんでしょう。なんてことは、私が言わずとも、割と世間一般の声としてよくある論調だから、何も目新しいことは書いていません。退屈なこと書いてごめんなさい。

憲法学の専門家の方(小林節さん)も言うてましたが集団的自衛権の解釈変更なんぞは有り得ないと。国の権力を縛るための憲法やのに、国が好き放題憲法をいじくるなんて国家として末期やないかと。憲法について、一からちゃんと勉強せなあかんなと。まじめに考えなあかんで俺たち。

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#京都シネマ #ミニシアター #妖怪の孫

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