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美味しそうなケーキを食べられた

「美味しそうなケーキを食べられたのが羨ましいです。」

っていうお便りが届きまして、
これは「美味しそうなケーキを食べることができたのが羨ましいです」という意味なのか、「美味しそうなケーキをお食べになったのが羨ましいです」という意味なのか、「食べたかった美味しそうなケーキを誰かに食べてしまわれたのが羨ましいです」という意味なのか、考えてしまいました。

まず、一番最後である可能性は限りなく低いとして、一個めの「食べることができる」なのか二個めの「お食べになった」なのか、はわかりません。

こういう時に「食べれる」と書いてくれていると「食べることができる」の意味だとわかるので、本来は誤りとされる「ら抜き言葉」のほうが、相手には伝わりやすいということになります。

正しいけれど意味がちゃんと伝わらないのがよいのか、間違っているけれど意味がちゃんと伝わるほうがよいのか。誤解のないよう、自分の気持ちを伝えるために生まれた実に素晴らしい知恵だと思うんですよね。そろそろ、もっと世の中的に認められてもいいんじゃないかしら。

#令和3年11月5日  #コラム #日記 #エッセイ
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