トレーナーと理学療法士の違いは?
こんにちは。理学療法士のこうやうです。
今回はトレーナーと理学療法士の違いについて話していきたいと思います。
結論から言うと
どちらの職業も行きつく先は同じであり、ほとんど変わりません。
なぜこのような結論に至ったのか詳しく触れていきたいと思います。
この記事は現在進路を迷っている中高生にうってつけの記事です。
理学療法士を志す人に意外と多いきっかけ
まずなぜ理学療法士になる人がいるのでしょうか。
けがでリハビリをきっかけに、理学療法士を目指す人が多いですよね。
しかし私はリハビリをしたことがありませんし、スポーツによる大きなけがもしたことがありません。
ではなぜなったのでしょうか。
それは・・・・
高校の担任に勧められたからです
私の中では案外このようなきっかけの方が多い印象があります。
日本はなぜか進路を高校のうちに決めなければいけないんですよね。
そして進路相談の大体の流れはこうです。
担任「Aさんは何になりたいの」
生徒「トレーナーです」
担任「そんな安定してない職業にするぐらいだったら、理学療法士とか国家資格のある安定した職業に就きなさい」
・・・という流れになるわけです。
そしていざ大学に進学してみると
高齢者へのリハビリが圧倒的に多く、スポーツに関われる人なんて一握りしかいないわけです。
大学生だった私は当初、ほんとにふざけんなと思いました笑笑
聞いてた話と違うってね。
まあ正直「働く」ということもよく知らない高校生にいきなり進路を決めろなんて無茶な話だとは思いますが
高校の先生すら職業のことをよくわかっていないのに進めてくるのはさらに害悪だと思います。
やっぱり現役で働いている人に聞くのが一番なわけですね。
理由①について述べていきます。
理学療法士はスポーツに関われない?
では実際、まったくと言っていいほどスポーツと関わる機会がないかといわれるとそうでもありません。
しかし関われている方は共通して、人に会いに行ったりイベントに参加したりなど
行動をしています
これが大きな壁なわけですけどね。
さまざまな自己啓発でも「行動力」という言葉を聞きますが、
やっぱり簡単にできるものではないわけですね。
ただスポーツに関わるには待っているだけではどうにもならないということです。
関われている人は関われるように努力しているんです。
この事実に関してはトレーナーも一緒だと思います。
トレーナーは資格のいらない職業ですから
自分の強みがないと詰んでしまう職業でもあります。
ですからトレーナーとして評価されるにはまず機会を自分で作り出す必要があるんです。
つまり・・・・
どっちも結局のところ自分次第なんですね。
まあこれが社会の仕組みですから受け入れるしかない事実でしょう。
理由①
結局は自分次第だから
理由②について述べていきます。
理学療法士の仕事は?
主に病院やクリニック、老人保健施設などで働いていますね。
業務内容はリハビリが中心です。
リハビリと聞くと、マッサージを思い浮かべる方がいますが
実は運動処方が主な内容です。
このような内容ですから身体の構造や機能について詳しくなければいけません。
トレーナーの仕事は?
今回はスポーツトレーナーに焦点を当てていきましょう。
業務内容は主にスポーツ選手に対する運動指導です。
けが予防や身体機能向上を目的に選手のサポートをします。
この職業も身体構造と機能は詳しくなければいけませんね。
理学療法士とトレーナー
この通り、結局のところ学ばなければならない内容は似通っているどころかほとんど一緒なわけですね。
しかし一番の違いは対象者ではないでしょうか。
前者は高齢者中心で、後者はスポーツ選手などの若い年齢層が中心です。
そして簡単に言うと理学療法士は「治す」ことが目的。
トレーナーは「鍛える」(語弊があるかもです)ではないでしょうか。
本当に違いはあるのか
ですが本当に違いはあるのでしょうか。
例えばトレーナーであれば、スポーツ選手でも腰痛や膝痛などさまざまな疾患に悩んでいる状況に直面する機会が多いと思います。
そこで痛みをとる技術があればトレーナーとしての価値は上がります。
また理学療法士であれば、高齢者中心であれどスポーツを継続しているかたはたくさんいます。
ですからスポーツを行っていく想定をしたリハビリをしなければいけないわけです。
つまり、何を言いたいのかというと
どちらの職業も突き詰めると仕事内容が変わらなくなるんです
私の意見ではありますが、
パーソナルトレーニングでも、姿勢改善や痛みを治すのは当たり前というような流れがあり、
最近パーソナルトレーニングと理学療法の差がなくなってきている印象があります。
どちらの業界も発展したことで同じような世界になりつつあるということですね。
まとめです。
まとめ
理由① 結局は自分次第だから
理由② 突き詰めると仕事内容が変わらなくなってくるから
いかがだったでしょうか。
トレーナーをしている方からすれば全くの間違いと指摘されるかもしれませんが
私は近年どちらの職業も差がなくなってきていると実感しております。
この考えを頭の片隅に置いて頂ければ幸いです。
拙い文章でしたが、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?