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理学療法と向き合うために重要なこと

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

理学療法との向き合い方

について書いていきたいと思います。

私はまだ理学療法士2年目の分際ではありますが

理学療法をやっていく上で

重要に感じた部分があったので

私なりに書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。





まず結論から話すと



事実に基づいた情報を重視すること

です。

これはなんだか当たり前のことですが

実はなかなか難しいことなのではないか

と私は考えています。


私たちは患者さんを治療する際に

何を重要視するでしょうか?

割と重要とされるのは

理論的背景やエビデンス

だと思います。

理学療法は科学なのでこれは当たり前のことです。

だから根拠をしっかり持った理学療法の展開を

先輩や上司に求められるわけです。

この文化は学生時代のレポートから

染み込んでおり、論文であったり

論理的な思考などをしつこいほどに

付き合わされるわけです。

これは理学療法士である限り

逃れられませんし、必要なものだと

私は思います。

しかし私が思うにこのような文化があることで

事実に基づいて理学療法を行うことが疎かになっている可能性がある

とも考えられます。

なぜかといえば

理論的背景やエビデンスというのは

事実ではなく、科学的真実だからです。

これは同義語のように見えますが

実はそうではありません。

例えば

昔は地球が平坦とされていましたが

今は球形であると認識されています。

私たちの時代にとって「球形」は科学的真実ですが

昔の時代にとって「平坦」こそ科学的真実だったのです。

つまり科学的真実はいつでも塗り替えられていくものなのです。

理論的背景やエビデンスは

あやふやなものに過ぎないのです。

では事実に基づいた理学療法とは何でしょうか。

私が思うに

患者さんの反応だと思います。

既往歴やスポーツ歴、使っている家具、

どのような日常を送っているかなどの

問診で聴ける事実ももちろん重要です。

しかし患者さんの反応ほど

事実を表しているものはありません。

私が言いたいのは

治せていないという事実を受け止める度胸を持ってほしい

ということです。

よく患者さんが「良くなってない」「治ってない」と発言すると

「そんなはずはない」「理論上ありえない」

とかいうセラピストや医者がいますが

それは事実を受け止めれていない証拠です。

あえていうと医師に多いですね。

患者さんが「opeをしたら、ここが痛くなった」

みたいな消極的な発言を言うと

「それは違う」「ありえない」

とか言うわけです。

事実を受け止めれてないというか

人間という生き物を舐めてるように感じます。

構造で説明できるほど

人間は単純じゃないんです。

ですから患者さんの反応を

愚直に受け止めてください。

その事実を受け止めていけば

医療がさらに発展していくのではないかと

私は考えます。


本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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