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「依存」は悪いことなのか?

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

依存

について書いていきたいと思います。

私たちセラピストは

治療を考える際に

依存について考慮することがあります。

例えば

徒手療法に頼り切りの患者に対しては

徒手療法に対して依存しないように

痛みに対するマネジメントを行う教育や

運動療法を処方します。

このように「依存」というのは

悪者扱いされる傾向にあるわけですが

本当に悪いことだけなのでしょうか。

私なりの考えを

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。


患者が自立するということ

マッサージなどに頼りきりで

運動などの予防を行わないことは

たしかに良くないことではあります。

強い神経ネットワークを構築するためには

受動的なものより能動的なものの方が

効果が高いのは事実であり

自分の不調に対して自分でケアができたり

予防できたりすることは

長期的に見てもメリットばかりです。


しかしここで思うのが

「自立する」

とはどういうことなのでしょうか。

一人で何もかもできるようになること

なのでしょうか。

私はこれは違うと思っていて

自立することに関して

違う見方をする必要があるんじゃないかと思います。


これは他の方が言っていたことの受け売りですが

自立するとは依存先を増やすこと

だと思います。

収入に例えると

一つの会社からしか給料をもらっていない人より

ブログや副業というよな

本業と別にも収入源を持っている人の方が

自立しているということです。

これは

ここの痛みが出たらあそこの整体に行く

太ってきたらあそこのパーソナルを受ける

といったようなものだと思います。

自分でマネジメントできていないですが

多方向に依存を作ることによって

安心感も上がってくると思うのです。

依存が人に向くと

いいことはないですが

ここに行けば大丈夫といったような

安心感はQOLを上げてくれるものだと思うのです。

そしてこの安心感が結果的に

自身を

「自立」へと導いてくれると思うのです。


依存は自立とかけ離れた概念に聞こえますが

実は依存することが

自立への近道になる場合もあるのではないかと

私は考えます。

あそこに行けば大丈夫

といったような依存というのは

そんなに悪いことではないのではないでしょうか。


本日はこれで以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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