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「手技にこだわるな」は本当か

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

理学療法の手技

について話していきたいと思います。

この業界では

AKA、PNF、ボバースといったような

様々な手技があります。

私がやっているのはインソールですね。

しかしよく言われているのは

「手技にはこだわるな」「評価のほうがもっと重要」

といいますが

本当なのでしょうか。

よく若手のセラピストのいわれることなので

私なりの考えを書いていきたいと思いますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。


手技は習得する必要があるか

結論からいいますと





手技にはこだわらないべきですが

手技を習得するべきだと思います。

なぜこのように思うのかというと


軸とした考え方がないと

臨床推論の展開が難しいと思うからです。



手技は考え方である

リハビリ業界でよく言われるのは

解剖、生理、運動学が重要

ということです。

これは間違いないと思います。

しかしざんねんながらこの学問では

考え方(臨床推論)までは教えてくれません。

ではこの考え方をいったい何で学べばいいんでしょうか。

私が思うにこれが手技だと思います。

例えば筋膜リリースを行っているひとであれば

筋膜は自律神経との関係があったり

術後や肉離れなどの影響に関わってきます。

つまり筋膜の評価ができるだけでも

既往歴との関連や日常生活のストレスを推測することができます。

詳細は筋膜の書籍でみてみてください。

あくまで一例ではありますが

手技を通して

考え方を知ることで

臨床の幅が広がる機会が生まれると思います。


手技にこだわるなは若手にとっては怖い

前述したことを踏まえると

若手にとって手技にこだわらない状態は

ある意味怖いと思います。

なぜかといえば

考え方の軸がない状態だからです。

養成校では

レポートを通して考え方を学びますが

臨床ではまったく太刀打ちできません。

多くの学生レポートが

自分に都合のいい文献を集めて

意見を主張しているだけですから。

若手の期間は重要であり

そして路頭に迷う期間です(現在の私)。

患者様の治療のヒントのためにも

「手技を知る」ことはすごくいい機会だと思います。


そして何より思うのは

手技にこだわるなという主張をする人は

手技にこだわってきた経緯がある人がほとんどだと思います。

他人にいきなり正解を言っても

響かないはずです。

なぜかといえば

実感ができないからです。

よく成功している人のまねをする人がいますが

多くの人が失敗します。

それは

人の成功体験しか真似しようとしないからです。

実感できていない成功の法則を学んでも

土壇場で必ず考えを突き通すことができません。

重要のなのは

どういう失敗をしてきたかです。

「手技にこだわる」という期間を設けて

失敗するのが効率的な学習になると思います。


ですから

成功体験をまねるより

失敗体験をまねていきましょう。



まとめ

・手技にこだわるなは間違いないが危険である
・手技は考え方を知る機会である
・手技にこだわる期間を設けて失敗経験をするのが重要


今回はこれで以上です。

どこでも言われていますが

臨床だけでなく人生には

失敗経験が重要です。

いらないプライドは捨てて

どんどん失敗しましょう。

そして学んでいきましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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