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私が「人がシンプルなものが好き」と考える理由

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は私のただの感想です。

本当に暇な人だけ見てください。


最近Xで投稿をしたんですが

内容は

人はシンプルなものが好きだからこそ
シンプルな考えを持つ臨床家を好む

という趣旨でふ。

このとき質問を受けまして

「なんで人はシンプルなものが好きなんですか?」

と聞かれました。

この様に聞かれて

正直めちゃくちゃに深く考えてたわけではなかったのですが

また改めて自分の考えを見直すいい機会になりましたので

記事にさせていただきます。

私のこの考えの根底には

人間の脳は入力情報に対して
常に最適解のアウトプットを出す

というものがあります。

無意識下では超効率的に脳が働いている

ということです。

この前提を踏まえて書いていきます。

理由は3つほどあります。


①論争で結論をつけたがる

1つ目は

やけに結論を求めること

です。

例に挙げると

ドローイン VS  ブレーシング
肩甲胸郭関節 VS   肩甲上腕関節

といったものです。

人間の性質を考えると

人それぞれというのが最もらしい答えだと思うのですが

対立させては結論づけようとする

というのを人間は何度も繰り返しています。

これは結論づけてはっきりさせたほうが

単純さが出てきてスッキリするからだと思います。

このように対立するときは

だいたいの場合が

どちらもある程度の効果を示しています。

なのでどちらも尊重するべきなのですが

一つに絞ってしまった方が考えやすいのは確かですね。

②パターン化して物事を考える

2つ目は

物事に共通点を見出して考えるのが得意

ということです。

例に挙げると

腰痛を
椎間板性、椎間関節性、筋筋膜性、仙腸関節性
と鑑別したり

股関節痛が出やすい組織に
大腿直筋反回頭、小臀筋、外閉鎖筋、腸腰筋
と指標を出したり

といったものです。

私の臨床に影響を多く及ぼした考えには違いありません。

これは非常に理にかなっていて

複雑なものを簡略化して理解できる

わけですから

消費エネルギーを最低限にできます。

使われない筋肉は弱くなり

刺激を受けない組織は癒着瘢痕化していったり

するのと同様です。

これは使わない組織に対して

脳がこれから生きる上で必要がない

と判断し、

その組織に対するエネルギー消費を減らすための反応といえます。


このように人間が

より効率よく生きるためにも

パターン化した思考というのは

必然的な反応と考えます。

③わかりやすさを求める

3つ目は

わかりやすさを求める

ことです。

理解をするという行為において

大概の人はわかりやすさを求めます。

これは

複雑なものをそのまま理解するのが難しいから

です。

これもまた本能的な行為だと思っていて

複雑なものを複雑なまま理解しようとすると

エネルギーをとても使います。

その行為は効率が悪いため

わかりやすさを求める

と私は考えています。

実際、

わかりやすい説明や講義をしてくれる人は

評価されやすい傾向にありますし

わかりやすさというのは

本能的にも現代社会的にも生きていく上で

役立つものだと思います。

ただ

本当に難しいものは説明すら難しい

はずなので

わかりやすさを求めることには

疑問点があります。

わかりやすさを求めた結果、

今のデカルト主義があるわけで

デカルト主義を進めた結果、

壁にぶつかっているわけなので。


 


すごくまとめていうと

人はモヤモヤしたものを解消せずにはいられない

というのが本質だと私は考えます。

なので

複雑なままを複雑なまま捉えるというのは

本能に抗っている行為ともいえます。

ただシンプルな思考のみでは

人体の理解には程遠いのは紛れもない事実です。

だからこそ

多職種の協力関係が重要なので

みなさん仲良くしましょう。


本日はこれで以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


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