ジェネラリストとスペシャリスト
こんにちは。理学療法士のこうやうです。
今回は
ジェネラリストとスペシャリスト
について書いていきたいと思います。
理学療法士にはよく聞くものだと思います。
特に就職試験で
将来の目標を聞かれた時です。
総合病院の場合はいろいろな経験ができるのでジェネラリストを目指せるとか
整形外科の場合を極めたいのでスペシャリストになりたい
だったりとか
割と対局にあると思います。
ジェネラリストは幅広い知識が特徴で
スペシャリストは分野に特化した技術が特徴となりますが
果たしてどちらになるべきなのでしょうか。
これについて
私の意見を私なりに書かせていただきますので
よろしくお願いいたします。
それでは始めます。
結論いうと
ジェネラリスト
かなと思います。
だいたいこういう記事の場合、
どちらも肯定するような意見なのですが
私にしては珍しく、
ジェネラリストを支持します。
理由は
極めようとすると幅広い知識が必要になるから
です。
私の例で説明するので
主観の要素がものすごく強いですが
ご容赦ください。
私は整形外科クリニックや自費リハで働いている関係もあり
痛みについて
嫌でも向き合わなければいけません。
この痛みを解消するには
何を学んだらいいのか、
いろいろ考えました。
アプローチの基本となる解剖学はもちろん
さまざまな手技にも手を出して
何を極めたらいいのか
を追求しました。
結論は
結局全部必要でした。
なんでかっていうと
痛みの本質がそうだったからです。
痛みについて考える時
だいたいの場合
反り腰がどうとか、猫背がどうとか
っていう
〇〇から痛みはきている
というシンプルな論理で考えがちなのですが
痛みは私たちの想像以上に複雑なんですよね。
あまり大した怪我をしてないのに
ものすごい痛みを訴えてきたり
顔にハンマーが刺さるというとんでもない状況で
痛みがなかったりなど
痛みは個人によって差があり
原因がありすぎるがゆえに
推定できないのです。
強いて言えば原因は
その患者自身全てです。
痛みは多面性を大いに含んだもののため、
これにアプローチするには
分野を極めた考え方ではなく
幅広い知識からアプローチしていかなければなりません。
解剖学は正義とかいいますが
痛みはそこまで単純明快ではありません。
痛みにさまざまな治療があるのは
ただただ複雑だからです。
ただこれは痛みに限った話なのでしょうか?
私が思うに
理学療法士が改善しようとしているもの全てが
こんな複雑性を持っていると思います。
運動制御能やめまい・だるさなどの不調は
脳がアウトプットした結果です。
これは痛みとあまり変わらない部分です。
ここの分野は詳しくないですが
どれも複雑だと思います。
言いたいことをまとめると
極めるために幅広い知識が必要になるのでジェネラリストに勝手になる
と言った形です。
勉強は絶え間なく続けましょう。
本日はこれで以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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