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理学療法は何をしているのか

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

理学療法士

について話していきたいと思います。

よく理学療法士はどのような職業なのか

という質問はよくありますよね。

人によって

拘縮改善のスペシャリストであったり

動作を変えるスペシャリストであったりと

それぞれ違った回答があると思います。

私はどのように考えているのか

わたしなりに書かせていただきますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。




理学療法士とは何か

私見ではありますが

理学療法士は




人体の情報を取り扱うスペシャリスト

だと思っています。

かなり曖昧かつわかりにくいと思うので

説明させていただきます。


中枢神経への情報入力作業

これは過去の記事に何度も書いていますが

私は

理学療法プログラムは

中枢神経への情報入力作業だと思っています。

筋トレであれ、ROMexであれ、インソールであれ

見方や考え方が違っていたとしても

行きつく先はこれです。

例えばインソールでも

感覚入力目的と構造の矯正目的で違いますが

結果的には中枢神経への入力です。

ではこの情報入力を変化させることで

何を行っているのでしょうか。



私たち理学療法士の治療の対象は

患者様の症状です。

痛みであったりしびれであったり様々なものがあると思います。

これらのものは

脳からのアウトプット情報

とまとめていうことができます。

簡単にいうと

理学療法士は

外部からインプット情報を操作することで

アウトプット情報の変化(改善)を行う

ということです。



つまり私たちは

情報を用いて情報を変化させているわけです

このような情報という概念だと

かなり曖昧かもしれませんが

実際に私たちは曖昧かつ繊細なものを取り扱っているのです。

指圧の強さやリズム、温度、深さなど

条件が少し違うだけでも

人はさまざまな変化を見せる生き物なのです。



言いたいこと

このようなスッキリしない回答ですが

私たちはそれほど

あやふやかつ複雑すぎるものを対象としているのです。

理学療法界隈では根拠詰めのようなものがありますが

その症状の根拠が理解できるほど人間の体は単純じゃありません。

そもそもその根拠はほぼ証明できるものではありません。

人間は説明するにはあまりに難しすぎる生き物です。

人間の身体は宇宙と等しいです。

宇宙を語ってシンプルな結論にたどり着くことはありません。

それと一緒で

理学療法もシンプルなものには必ずなりません。

おそらく一生結論にはたどり着かないでしょう。

しかしだからこそ理学療法は発展の余地が

あまりにもあるのです。


理学療法士は職人気質な方が多いと思いますが

私は

臨床家こそ真の研究者である

と思います。

そもそも分けられるべきものではありません。

理学療法は一生研究していくものです。

ひたすら勉強していきましょう。



本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。





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