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【高校サッカー】〜ただがむしゃらに〜

高校はサッカー推薦で地元の高校へ。
中学のトレセンの指導者の方が、入学した高校の先生で「是非来てほしい」と言ってくれた。その先生はスペインにも何度か行っているらしく、入学したらスペイン留学に連れて行ってくれる話を聞き、この高校を選んだ。
(入学した年にそのコーチの方はいなくなる)

1.雑用から始まり雑用で終わる

推薦で入ったこともあり、少しずつ試合に絡めるのかと思っていたが、そんな事はなかった。
1年生は練習場に着いたら練習用具の準備をしそれが終わればグランドの掃除や草むしり。今では笑いのネタになるが、挨拶練習もした。横一列に並び順番に「はい!」と大きな声で返事をする。
グランドには6本の電柱があり、みんなでランニングしながら電柱に向かって「こんにちは!」と挨拶をする。
「何をやっているんだ俺は」
プロを目指し入学した高校生活のスタートは順調とは言えぬものだった。

そんな日々が少し続いた頃、週に1度のペースで、1年生だけ地元の中学生と試合をさせてもらえるようになった。
貴重な試合。ボールが蹴れるだけでも嬉しかった。基本的に30分×3本ほどの試合だったが1点取られたら試合後10本の罰走があった。
理解できなかったがやるしかない。みんな文句を言いながらも走り続けた。
こんな日々が続いたが、真っ暗な帰り道に自転車でみんなでふざけながら帰る時間が楽しかった!

2.念願のスタメン

3年生の新人戦が終わりリーグ戦が始まる。その頃から草むしりの途中に数人呼ばれ、練習に参加できた。嬉しさもあったが、自分達が練習してる間に草むしりをしている友達を見ると、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
リーグ戦の途中からだっただろうか。
結果が出ないのでメンバーを変えることに。驚くことに、スタメンの名前に僕があった。
いつもとは違うポジションだったが、ただがむしゃらにボールを追いかけた。自分が試合に出ていても、草むしりをしているチームメイトがいるので一緒懸命プレーした。

ちなみに当時、僕らが戦っていたリーグは県内で一番下のリーグでした。弱小校を強くしよう!と意気込んで入学しました。

3.弱小校らしい負け方とは

3年生最後の大会が近づいた。1回戦を突破し迎えた2回戦。相手は格上でした。
前半の内に何点か取られ流れが悪くなる。前半の途中で監督に呼ばれ、交代でピッチに出る。(手を骨折していたためベンチスタート)
せめて一点。
と思っていたが、全くチャンスも作れず大敗。
試合後、何人かの先輩達が言葉がを言う。ある先輩が「弱小校らしい負け方だった」と言ったが、僕はその言葉に自分やチームの不甲斐なさを感じた。
来年こそは強いチームになろう。
そう心に決めて涙をこらえた。

最後に

僕の高校サッカーのスタートは順調ではなかったですが、辛い経験も今では笑い話です笑
電柱に挨拶したり、ひたすら草むしりしたり。あれだけの経験をすれば、今後どんなに理不尽なことでも柔軟に対応できると思います笑

また次回もよろしくお願いします!

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