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視点の"網羅性"ではなく、"多様性"を意識してアイディアを出しているか?

皆さんは、アイディアを出すときにどのようなことを意識しているだろうか?

アイディアは、1つの視点から考える網羅性の中から生まれるのでなく、物事をどの角度から見るのかという視点の多様性から生まれるものだ。

例えば、自社の商品をどんなターゲット顧客に売りたいかを考えるとしよう。

年代という1つの視点から見ると、10代の顧客、20代の顧客、30代の顧客、40代の顧客、50代の顧客、60代以上の顧客というように、モレなく、ダブりなくアイディアを出す視点を設定したとする。

そして、”10代のお客様にはどんな商品が合うだろう?””20代のお客様にはどんな商品がいいだろう?”と考えていく。このようにアイディアを出していくのは、決して、間違いではないが、クリエイティブな考えが出るのは難しそうだ。なぜなら、これはあくまで、年代という視点からアイディアを網羅的に出そうとしているだけだからだ。

では、クリエイティブなアイディアを出すにはどうしたらいいのだろう?

年代というのはアイディアを出す上での一つの視点だ。この視点をいろんな角度からまずは出してみる。年収という視点、出身県という視点、その他にも、血液型、趣味、好きなアニメ、好きなスポーツ、部活動、名言など視点は無限にあると言っていい。

この視点の中から、自身が面白いと思うもの、普段の自分なら選ばないなと思うものをまずは1つ選んでみよう。

例えば、好きなスポーツという視点を選んだとする。そうすると、野球が好きな顧客、サッカーが好きな顧客、バレーが好きな顧客、テニスが好きな顧客、他にも、水泳、剣道、柔道、ハンドボール、綱引き、など色々挙げることができる。ここではいわゆるロジカルシンキングでいう網羅性は問わない。

その上で、上記の中から、面白そうだなと思うものから、次のようにアイディアを出していく。

「綱引きが好きな方々に提供できるサービスはないだろうか?」とか、
「テニスが好きな方々に響くサービスは作れないだろうか?」とアイディアを出していく。「10代向けの顧客に響くサービスはなんだろうか?」という問いよりエッジが立った問いではないだろうか?

他にも面白いと感じた色々な視点を試していく。好きな名言という視点でアイディアを出したとする。名言には、例えばこんなものがある。

ベストを尽くして失敗したら、ベストを尽くしたってことさ
(スティーブ・ジョブズ)

成功者になろうとするな。価値ある者になろうとせよ。
(アインシュタイン)

真の男は誰に対しても憎しみをもたない。
(ナポレオン)

かけがえのない人間になるためには、常に他の人とは違っていなければならない
(ココ・シャネル)

など色々出してみる。

そこで、「スティーブ・ジョブズが好きな方に向けたサービスってどんなものだろう?」とか

「シャネルが好きな方々にサービスを提供するとしたらどうだろう?」などと考えてみるのである。

なかなかクリエイティブな問いではないだろうか?

このように一つの視点の中で網羅性を出す論理思考と様々な視点から考えるクリエイティブ思考がある。クリエイティブにアイディアを出すために、視点の多様さを大切にしているのだ。

どんな視点でもいい。まずは、網羅性という概念から飛び出して考えてみよう。アイディアに良いも悪いもないのだから。

本日もお読みいただきありがとうございます。

講師ビジョン 島村

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島村公俊 講師ビジョン(株)代表取締役/早稲田大学非常勤講師/行動変容を促す研修デザイン論・自分を動かす質問の研究/新刊『10秒で新人を伸ばす質問術』/著書『研修開発入門「研修転移」の理論と実践』https://koushi-vision.co.jp/
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