旅するプロ資格マニアが考える ワーケーション成功・満足の成果を得るための3つのポイント
以前から旅が多く、旅好きでもあり、ホテルでの仕事や勉強を実践してきたプロ資格マニアが「やってよかった」と思うこと、逆に考えが足りなかったと思うことをもとに、ワーケーションを成功させるためのポイントを紹介します。
具体的には以下の3つが大きなポイントになると考えています。
・事前にワーケーション先の環境に慣れる取り組みをやってみる
・ワーケーション先での目標やテーマをはっきり決めておく
・自宅でも活かせる何かをワーケーション先から1~3つは持ち帰る
事前にワーケーション先の環境に慣れる取り組みをやってみる
いつもは、毎日食材を買って自炊をしている人なら、ワーケーション先で自由に買い物ができない環境に慣れるために、買い物に行かない日を作り、事前にまとめ買いをして生活してみましょう。
普段外食をしない人は、急に脂っこいものや高カロリーのものを外食でたくさんとると、お腹を壊すこともあるかもしれないので、あえて地元のレストランで外食をしてみると、自分の体質に気づくかもしれません。
いつもは、テレビやラジオ、YouTubeなどでさまざまな情報を取り入れている人は、情報を取り入れない時間を作り、BGMや自然音を流す程度で静かに過ごす時間を増やしてみましょう。
洗濯をするのも、自宅の洗濯機でいつでも自由にしていた人は、コインランドリーを使ってみて、他の人との共用施設で洗濯をするときに、どんな注意必要か知っておきましょう。あるいは、手洗いでどのくらい対応できるか、試してみるものよいでしょう。
そのように過ごすうちに「これだけは、旅先にも持っていきたい」という何かが見つかるかもしれません。たとえば私の場合は、好きな紅茶と緑茶のティーバッグ、かつお節を、荷物に入れていくことが多いです。アメニティーとして用意してくれていることも多いですが、慣れた味のものがあると、安心感が強いです。
ワーケーション先での目標やテーマをはっきり決めておく
私はかつて「旅先で環境を変えることで、自動的に自分も変われるんじゃないか」と思っていました。確かに、未知の土地で珍しい食べ物や景色に触れたり、知らない人と言葉を交わしたりすることで、刺激を受けることはあります。ただ、その刺激を今後に活かしていくのは自分自身なんだと気づいてからは「旅でどんな刺激を受けたいのか」「旅を終えたとき、どんな気持ちになりたいのか」をある程度、決めるようにしています。
まず、ワーケーションに出て環境を変えることで、どんな刺激を受けたいのか、もしくは刺激を減らしてのんびりしたいのか、を考えましょう。
仕事と休みの割合を考えることから始めると、わかりやすいかもしれません。仕事は少しで、体を休めたいと考えたら、過ごしやすい部屋のあるホテルを選ぶことが大事です。
いっぽうで、ある程度は仕事で成果を出したいとか、勉強を進めたいときは、私は共有スペースで緊張感を持ちながら過ごす時間を多くとります。この場合は、共有スペースが過ごしやすく、設備が充実しているホテルを選ぶほうがいいでしょう。
私の場合は、日常生活とは違う環境で、本を書いたり、セミナーの企画を立てたりすると、思いがけない発想が生まれることもあるので「見たことがないものにできるだけ触れる」「新しい発想を生み出す」ことをテーマにする場合もあります。そのときは、ホテル内で珍しい設備があることや、近隣の環境も含めて日常生活ではありえない過ごし方ができることを条件に、宿泊先を選びます。
このように、旅の目標やテーマをはっきり決めると充実した過ごし方ができます。
自宅でも活かせる何かをワーケーション先から1~3つは持ち帰る
ホテルや旅館は、宿泊客が過ごしやすいように、室内の備品の配置や、どんなアメニティを設置するかという点で、さまざまな工夫をしています。
私は「この動線は便利だな」「このインテリアや備品はすてきだな」と思ったとき、そのアイディアを自宅でも活かすようにしています。
かつて、エグゼクティブフロアに泊まった経験がありますが、そのとき感動したミニバーの備品やその配置を自宅でもマネしています。フレグランスに気を配っているホテルも増えているので、アロマオイルやお香など気に入ったものがあれば、購入することもあります。
旅先で出会った人との関係が長く続いている経験もあります。
私にとって大きな試験を終えたとき、旅先で記念に購入した筆記具やブックカバー、手帳カバーなど愛用している品物もあります。
品物でなくてもいいので、何か日常生活に持ち帰ることができるものを見つけると、「あぁ旅に出てよかった」と思う機会が増えるように思います。
おわりに
「ワーケーションでこんなことをしたい」と決めていても、計画通りにいかないこともあります。気候が予想と違って風邪をひいたり、重い荷物を持ちながら歩いて想像以上に疲れたり、というトラブルもあるかもしれません。でも、経験を積めばそのような失敗は確実に減っていきます。新鮮な経験を積み、新しい知識や知恵を日常生活に持ち帰ることができる旅を、私はこれからも続けていきたいです。
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