江副浩正という人物について
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
過去に囚われず、未来を見据え、新しい産業を創り出す。モノばかりに囚われていた産業主義の日本と闘い、いちはやく、情報がビジネスになることに気付き、利権破壊(大企業のコネ入社、新聞社の不動産広告、)に挑んでいた。
この本では彼の幼少期からリクルートの前身(東大の掲示板に企業広告を貼る)を生み出し、リクルート事件を経て現在のリクルートに至るまでを描いている。
なぜ、リクルートという企業は日本を代表する企業となることができたのか、
この本を手に取れば、分かるかもしれない。
「君はどうしたいの?」「圧倒的当事者意識」「いかがわしくなれ」
江副浩正のDNAは死後も、常に会社に宿り続けている。
感想
ネット時代の到来を予見し、道を切り拓く江副という人物がシンプルにかっこよかった。彼の社員の才能とモチベーションを最大限に出させるための会社の制度、仕組みづくりが、社員一人一人に圧倒的な当事者意識を持たせ、それが結果的に会社の売り上げ向上に繋がっているように思った。
そして、それが現在でもなお、リクルートの社内に残り続け、彼が死んだ後もいわゆる日系大手といわれる他社とは違う何か、異彩を放っていることに繋がっているのだろう。
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