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もうテレワークが終わりかもしれないのに今更スタンディングデスクを導入した話

お久しぶりです、KS(仮)です。でも大半の方は「テレワーク」や「スタンディングデスク」などのキーワードで辿り着いた、はじめまして!の方でしょうか。前回からいくつかのネタを考えては途中でボツにしてしまい、気がつけば7ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。今回はテレワークネタで攻めてみます。

勤務先は4月半ばからテレワークになりましたが、緊急事態宣言も解除され、そろそろテレワークも終了かもしれない状況で購入に踏み切ったのが、今回紹介する「電動昇降式スタンディングデスク」です。検討から組み立て、1週間ほど使用した感想を書きましたので、興味がある方、検討されている方がいらっしゃいましたら参考にしていただけたら幸いです。


電動昇降式スタンディングデスクとは

以前から1日中ずっと座ったまま作業することは、健康に良くないみたいなことが話題になっていたり、立ち姿勢で仕事をすると作業効率がアップするなどの記事を目にしたことはありませんか?

その立ち姿勢で使えるデスクがスタンディングデスクと呼ばれていて、コロナ禍でテレワークが広がったこともあり再び注目されています。スタンディングデスクにも色々なタイプがある中で一番スマートなものが、モーターの力(電動)で高さを変えられる電動昇降式デスクです。


購入した FlexiSpot とは

電動昇降式デスクを探していると、多くの方が最終的にこれ一択になると思います。それが「FlexiSpot」(フレキシスポット)という製品です。なぜならコストパフォーマンスが非常に優れているためです。他の事務機器メーカーですと10万円超えてくるものも珍しくありません。その点、FlexiSpot は価格破壊とも言える4~7万円台と手頃で、 YouTube に多くのレビューが上がっているのもあり、安心して使える製品ではないかと思います。

FlexiSpot には大きく分けて、E1、E3、E6 があります。自分は、E1 と E3 で最後までかなり迷って最終的に E3 にしました。なお E6 は E3 のほぼ組み上がってる製品です。その結論に至るまでの経緯を簡単にご説明しようと思います。

まず、FlexiSpot は脚フレームと天板は別で購入できます(E6 は天板とのセットのみ)。脚フレームは黒と白の2色展開です。天板は黒、白、マホガニー、メープルの4色展開で大きさが数種類ありますが、必ずしもそれを購入する必要はなく、いま気に入って使っている天板があれば、それをそのまま使うこともできますし、最近は通販でも自分の好きな素材やサイズの天板をオーダーメイドで購入することもできるので自由度は高いです。

E1 と E3 には構造上の大きな違いがあります。E1 の方は、モーター部が1個で、もう片方の脚へはプロペラシャフトで動力を伝える方式に対して、E3 は両脚部にモーターがついています。ほかに耐荷重、昇降範囲、天板の適用サイズなどが違います。

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E1 (写真左)と E3 (写真右)の構造の違い
(メーカーサイトより転載)

実は個人的に最後まで迷っていたことが天板の奥行きでした。それまで使っていたデスクの天板の奥行きが45cmで、部屋も狭いし満足していたのですが、E1 は50cm以上、E3 は60cm以上でないと対応していません。ですので、当初は E1 と天板をオーダーメイドで50cm のものを別で購入しようと考えていました。

しかし両者を比べた場合に、E3 の方が、前述の構造上壊れにくいのではないか、また組み立て動画を見ていると、E1 より簡単と思われるのと、高くしたときの安定性もあるのではないかとの結論に至り、E3 を購入しました。ちなみに E1 と E3 は価格差が15,000円ありますので迷うところではあります。あと天板(120cm x 60cm)を購入しました。

なお、公式サイトでは5%割引クーポンが配布されているので少しだけお得になっています。(2020年6月25日現在)

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FlexiSpot 購入明細書


FlexiSpot を組み立ててみた

商品は注文から2日も経たないうちにすぐに送られてきました。今回は脚フレームと天板を購入したので、2個口で届きました。脚フレームが入ってる箱は総重量 35.4kg あるようで、まさに鉄の塊みたいなものです。引きづらないと移動できませんでした(笑)持ち上げようなんてことをしたら確実に腰がやられますのでご注意を!

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さて梱包を解いて組み立てです。とは言っても、組み立てはいたってシンプルです。

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また公式の YouTube チャンネルにも組み立て動画が上がっているので迷うことはないでしょう。しかし、そもそも二人での組みてが推奨されています。天板を含めると45kgくらいの重さになると思いますので、それをひとりで組み立てるとなると工夫が必要でした。

メーカー公式 YouTube チャンネルより

マニュアルでは逆さにして組み立てた後、上下を引っくり返すとなっています。つまり天板を裏返しに床において脚フレームを載せて上からネジ止めするようになっていました。しかし、ひとり作業の場合はこのやり方だと無理だなと思い、使用時と同じように、脚フレームに天板を載せて下からネジ止めするように変更しました。多分これが正解です(笑)※組み立て動画もこの方式になってる。実際、組み上がったものを移動するのにも片足ずつ両手で持ってずらしながら移動しないとできなかったので、上下を引っくり返すなんてことは到底できなかったと思います。また天板のネジ止めには電動ドリル&ドライバーを準備したほうが良いです。ちなみに組み立てにかかった時間は30、40分ほどです。

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移動は片足ずつを両手で持ち上げて移動

フレーム部裏面にはコントローラーや昇降ユニットの電源コードを収納するスペースがあり、そこに収めていきます。スペースに余裕がありそうだったので、そこに細長い電源タップも突っ込み、PC、モニター、PCスピーカーなどデスクで使う機器の電源コードを差してまとめました。最終的に電源タップから出ている1本だけをコンセントに差せば良いので、配線もごちゃっとならずにスマートになりました。(E1 の場合だとこのような機構はなく、コントローラーは天板に直付けするなど電源コード類の配線も工夫しないとならないようです)

このときに注意しなければいけないのが、デスクが一番高い位置になったときを考慮して電源タップのケーブルの長さを測っておくことです。そうしないと事故ります(笑)

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収納スペースに電源関係をまとめて配線をスッキリ

デスクを所定の位置に設置して機材をデスクに戻して完成です。ちなみにデスク上には自作のデスクトップPC、モニターアームで装着した27インチモニターが2台、PCスピーカーなどになります。このデスクの耐荷重は 100kg なので全然余裕があります。

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デスクを定位置に設置し作業環境を元通りに


FlexiSpot を使ってみた

まずはデスクの昇降の様子をご覧ください。

コントロールパネルの左側にある上げ下げ(▲▼)ボタンを押し続けているあいだ昇降します。高さ60cm~123cmの範囲で1cm単位での昇降が可能です。

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わかりやすいコントロールパネル。一番左には現在の高さが表示される。

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一番上まで上げた状態(高さ123cm)

ただ通常の使い方としては、メモリー機能を使うことになると思います。隣にある1、2、3の数字がメモリー機能です。(隣のMは登録時に使うボタンです。)座り作業時の高さ、立ち作業時の高さなど、好みの高さを最大3つまで登録しておくことができます。通常はワンタッチで登録した高さになるので毎回高さをアジャストするような煩わしさはありません。

また実際、123cmまで上げることはないですね。自分の場合、座りで72cm、スタンディングで103cm に設定しています。スタンディングの状態で安定性を確かめてみましたが、特にガタつきもなく快適に使えそうです。

もうひとつ、アラーム機能(Aボタン)というものがあり、タイマーのようにセットして、○○分後にアラームが鳴ることで同じ姿勢になってることを知らせてくれるようになっています。座り作業、立ち作業を一定の時間で交互にやりたいときなどに役立つ機能です。(自分は今のところ使っていませんが…)

あと使いはじめて気になった点が、これは自分が使っているチェアの問題になりますが、アームレスト部分がコントロールパネルとぶつかってしまいました。コントロールパネルもどこにでも動かすことができるので、チェアかコントロールパネルかいずれかの位置をずらせば解決する問題ではありますが。

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コントロールパネルは天板にネジ止めなので自由な位置に移動できます

スタンディングで使う機会もありましたので触れておきます。誰しもがそうかも知れませんが、自分の場合は、会社で働いているときもそうでしたが、昼食後にときどき強い眠気がやって来ます。つい先日もその状況がやって来て、早速スタンディングで作業を1時間くらいしてみました。いやぁこれが思いの外、快適だし新鮮でした。

最後に、購入を検討している方へ背中を押すとすれば、必ずしもスタンディングデスクの用途でなくても良いと考えています。と言うのも、普通のデスクは高さが大体70cm前後で固定されていますよね。人によってはもうちょっと低いほうが、もうちょっと高いほうが良いというケースがあるかと思います。また作業内容によって高さを変えたいことがあるかと思います。その痒いところに手が届くのがこのデスクの魅力でもあります。


最後に

アフターコロナではきっと、働き場所改革も進んでいて、出社とテレワークのハイブリッドな働き方がスタンダードな形になっていく予感もしています。また第2波、第3波も懸念されており、テレワークの機会は確実に増えると思うので、決して無駄なものではないと考えています。個人的にはさらに快適な自宅作業環境の整備を進めていくつもりです。

次に狙うは高級オフィスチェアかな??

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。


もしよろしければ、自宅を「スマートホーム化」した話も是非お読みください。


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