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ท่านชาย
2016年6月23日 20:02
金原みわ著「さいはて紀行」は、著者が自身のブログで書き溜めた文章を、再編して一冊の本にまとめたものである。 著者は、その旺盛な好奇心を武器にして、さまざまなさいはての地を渡り歩く。本書はその記録の物語だ。 各章それぞれとても面白いのだが、俺は、淀川河川敷で暮らす人々の生活に迫った章を読んでいて、おもわずはっと息を呑む箇所があった。 この本を読んで初めて知ったことなのだが、ホームレスになって
2016年6月12日 14:43
映画、「裸足の季節」を観た。 原題は、パンフレットによると「ムスタング(野生の馬)」というそうで、この映画はその名の通りに、少女たちの衝動的な行動力が、みずみずしい力強さとなって、全編にわたって溢れかえっている。 そのあくまで自由を追い求め、がむしゃらにもがく懸命な姿が、まるでダイヤの原石のような、きらめくほどの美しさだからこそ、切なくとも、仄かな希望が見え隠れするラストシーンが、観るものの