秋と僕

「平成最後の夏」だなんて騒いでいたのもつかの間、秋になった。
未だに秋の楽しみ方がわからないままでいる。
「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」そんな経済を回そうと躍起になって便乗して人々が口にする巫山戯た文句はもううんざりだ。読書も食も芸術も、とりわけ秋でなくてはいけない理由はどこにもない。

強いて、秋にしかできないこととすれば紅葉だろうか。
しかし、温暖化や異常気象によって紅葉のシーズンも微妙にずれこんでいる。

ハロウィンなんてものもあるがあれはキリスト圏の国の催事であって無宗教の日本人にはなんの関係性もない。
日本のアレはハロウィンを口実にした欲求の発散日に思える。

もっと自分を見て欲しい。認めて欲しい。そんな承認欲求のゾンビが街に解き放たれ、ストレスと性欲を溜めたゾンビが互いに欲を満たし合うイベント。

これからも続くといいね。

自分は一生かかってもあの中に入れないだろうな。

「人生楽しんだもの勝ち」だなんて安い言葉がよく言われるがまず単純に目の前のことを楽しむ。それ自体が難しすぎるんだよな。

もっと野性的になれれば人生楽しいんだろうな。

人間辞めたいな。

クオリアを持たぬゾンビになれたらな。












































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