【はじめての部門長合宿②】幸田社長のビジネスへの考え方をレポートします!
コウダプロ広報担当の原口です。
福岡は早くも梅雨入りを迎え、季節の移り変わりを感じています。
さて、昨日公開した部門長合宿レポート。
たくさんの方にお読みいただいています。ありがとうございます!
本日はレポートその②をお届けいたします。
初日の後半は、「コウダプロのビジネス」についてディスカッションしました。
■未曽有のビジネスチャンスにあふれている日本
まず日本の現状をおさらいしました。
・福岡の人口≒デンマークの人口(約520万人)
・全世界の都市別GDPにおいて、東京はいまだに1位
・日本語は強固な非関税障壁(=他国が入ってこれない)
その次に、社長がこんな話をしてくれました。
「沖縄で事業をされているとある社長さんからお聞きしてハッとしたんやけど、SPAMって沖縄ですごい売上を作りようらしいっちゃんね。その社長さんはそのことについて『こんな小さな島でもビジネスが成り立つんですよねぇ』って言いよったんよ。」
われわれは、どこか、日本はもうダメなんじゃないかとか、海外展開を見据えないといけないんじゃないかと思いがちですが、現状を冷静に整理すると全然そんなことないのです。
福岡とほとんど同じ人口のデンマークが、デンマークとして国を成り立たせていることや、SPAMが沖縄でビジネスを成り立たせていることを考えると、社員20人ほどのコウダプロは国内だけでもビジネスが成立するのです。
ということは、日本は未曽有のビジネスチャンスにあふれていると思うのです。
社長はよく「ウチが本当に経営危機に陥ったら、全社員で自社商品持って福岡中で売りまくろう!!ヘタしたら過去最高業績になるかもね(笑)」と言っています。
これは緊急対策プランなので発動しないことが望ましいのですが、もし発動したら良い意味でとんでもないことが起きると思っています。
■リソース不足だが必ず打ち手はある
現在、コウダプロには4つの事業があります。
①ヒット屋(化粧品や健康食品等のOEM)
②アスガール事業部(アスガール)
③しあわせ食卓事業部(大人のカレースパイス)
④揚げ物革命事業部(カラッとペーパー)
コウダプロの社員数は現在約20人で、組織を作りながらこれらの事業を運営しています。
他にもビジネスアイデアはたくさんあるのですが、まだまだ組織が整っていないため、今はまだ足腰を強化するフェーズだろうと考えています。
「異常なプロセスからしか異常な結果は生まれない」
「事業の立ち上げを経験すると人はとてつもなく成長する」
このポリシーを全員が理解したうえで日々仕事をしているのですが、各チームが常にリソース不足だと感じています。
しかし、社長は「リソース不足だが必ず打ち手はある」と言っていました。
限られたリソースの中で成果を出すのが部門長の役割です。
わたしは焦りやすく、すぐに「もうやばい!」と思いがちなのですが、そんなときはいつも「思慮の砲台金次第ならぬならやめるべし」を思い出します。
この考え方は、以前、社内勉強会で社長から教わりました。
冷静に状況を整理してみると、「意外とイケそうだ」と思えます。
だから、リソース不足でも何かしらの打ち手はあるのです。
■幸田社長のビジネスへの考え方
ビジネスマンの多くが知っていて活用もしている「PDCAサイクル」。
わたしたちは、「PDCAは業務改善には効果的だが、破壊的なアイデアはPDCAからは生まれない」と考えています。
例えば、この合宿の初日に、部門長たちから「今のコウダプロは採用が上手くいってないのではないか」との話があがりました。
このとき社長は、「確かにコウダプロに本当にマッチする方を採用するのは簡単ではない。でも考えてみて?新卒採用はWantedlyで募集しよって普通に応募が来るし、中途でもハローワーク経由で普通に応募が来る。それで、来週の朝礼には面接希望の方が4人も見学に来るんよ?普通そんなことありえんけん。」と言っていました。
いわく、こちらが蛇口をいつ緩めるか次第なのだと。
正直、今のコウダプロは採用活動でできるすべてのことをやっていません。
現時点でそんなにたくさんの方から応募をいただいても対応しきれないからです。
だから、意図的に蛇口を閉めている状態です。
とは言えどんな施策が蛇口を緩めることになるのか?についてまではこの日は話が及びませんでした。
合宿2日目。
朝起きて社内スカイプを見ると、新卒1年目の社員から「昨日は社外の勉強会に参加してきて、インターンで働いてらっしゃる方などとも交流し、すごく刺激をもらいました!」とのメッセージが全員宛に送られていました。
そして朝食を食べながら幸田がぽつり。
「ウチもインターン採用に力入れたらいいっちゃない???」
そこからはインターンを採用するためのアイデアがどんどんわいてきました。
そして、この合宿中に決まった「積極的にインターンを採用する」という方針のもと、さっそく実行に向けて動き出しています。
こんなアイデア、とてもではありませんがPDCAからは生まれません。
ささいな事象からひらめいたのです。
しかしわたしたちはPDCAを否定しているのではありません。
PDCAを使う脳も、そうでない脳も、両方持っているのが強いマネージャーであり、強い組織なのです。
■ビジネスとは「『必然の連鎖』をどう作るか」である
2日目は各事業部の先1か月の戦略目標についての会議を行いました。
その会議の中で、社長は各事業部長に「その人がその商材を買う理由は?」と尋ねていました。
理由は「売れるから」なのですが、ではなぜ売れるのか?
この「なぜ売れるのか?」の問いに答えるときに「どうすれば"必然"買ってもらえるか?」を考えることが重要だと、社長は言っていました。
社長はいつもこう言っています。
「世の中にはいろんなビジネスがあって、いろんなフレームワークや手段があるけど、結局全部AMTULに集約されるっちゃんね。」
どうすれば必然認知されるのか?
どうすれば必然記憶されるのか?
どうすれば必然試用されるのか?
どうすれば必然本格的使用されるのか?
どうすれば必然ブランド固定されるのか?
これを考え続けた先に成功があるのだと、改めて学びました。
■みんなが口をそろえて「本当に良い合宿だった」と語る
合宿を終え、参加メンバーに感想を聞いてみました。
■幸田
本当に合宿をやってよかった。
合宿前に、「コンテンツ作らなくていいんですか?」と聞かれて、「究極的には1泊2日でみんなの自己紹介ができればいいくらいだ」と思っていた。
この真意は「みんなのコミュニケーションレベルと信頼感が上がればいい」ということだったのだが、それに照らすと、この合宿で爆上がりした。
ゴール達成できた!
■江西
コウダプロの未来は明るい。
そして楽しみしかない。
そこに至るには今いる私たちがもっともっと「個」の力を上げ、
全員が毎日を全力で楽しめる様にならないと。
そして、採用。
応募者の母数を多く、でも入口はタイトに。
社長が話してくださった新採用プランも楽しみ!
若者には未来とパワーがある。
私たちはそのパワーを最大限活かしてもらえる環境づくりとサポートが出来る様に
ヒューマンスキルももっと磨いていかなければただの老害だな。
そして部門長間の結束も改めて感じた。
それはただのなれ合いではなく、信頼によるもの。
そしてこの信頼に憲法をかけ合わせ、風土に落とし込んでいかなければ。
コウダプロらしい風土。
これはコウダプロの組織としての価値そのもの。
会社をつくっているのは社長だけではない。
良くも悪くも私たちもだ。
みんなでコウダプロらしさを追求していこう!
■松尾
社長の頭の中と部門長の頭の中は揃ったと思う。
部門長も自部門だけでなく他部門の注力ポイントが鮮明になり連携も強まった。
しかもこれを社内でも影響力のある若手筆頭の山ちゃん丸ちゃんも居合せてたのも大きい。
また、今回の合宿で色々混ざり合った。
混ざり合ったからこそ共通認識、共通言語で取り組めるので一体感だけでなく時にはお互いを刺激し事業活動にスピードだけでなくパワフルさも出てくる。
■熊谷
会社がひとつ前に進んだ感がある。
マネジメント層がオーナー戦略を理解した上で高い意識にて各事業展開に取り組むことが出来るのは骨太な会社の証。
各事業部がそれぞれの責任を果たすべく努力し刺激し合い高め合い、頑張っていきましょう。
■江島
1.5日という時間だったが、学びが大きく濃密な時間だった。
部門長の色んなものが揃った感覚…
各部門長それぞれタイプが異なるが尊敬してるし、一緒に働けて嬉しい。
オブザーバーとして参加してくれた山、丸にも一段と頼もしさを感じた。
■山﨑
最高の時間だった。
この温度感で全員仕事やってたら、近いうちに目標とするやつの背中は必ず見えてくると思う。
みんなで刺激し合って、高次元の話ができるようにそれぞれができることをやろう。
外を見よう。上を見よう。
■金丸
僕は1日目に学びと思い出が詰まっています。
今まで、あんなに自分に向き合った経験がなく、初めて自分を知るきっかけになりました。
自分の価値観が尖りすぎていて、人とは違うのだと気付けました。
もし今回の合宿がなかったら…と思うとちょっとこわいです。
ご指摘いただいた"かたさ"はまだ完全には抜けていませんが、今は少しずつ仕事が楽しめるようになりましたし、毎日「やりきった」と言えています。
自分が柔らかくなれたら自信持てて、できることも増えて可能性が広がります。
とにかく、めちゃくちゃ良い合宿でした!
この記事を書いている原口も、このタイミングで部門長合宿を実施できて良かったと心の底から思っています。
ビジネスや組織についての学びが多かったですし、それによって社長と頭の中を揃えることができました。
また、新しいアイデアも出てきましたし、コウダプロの皆さんの主体性と責任感の高さを感じました。
日頃からコミュニケーション量の多いコウダプロではありますが、改めて合宿という形で場と時間を設けると、レベルや密度の違う話になるものですね。
以上、創業8期目にして初となるコウダプロ部門長合宿のレポートでした!
ご質問・ご感想等ありましたらお気軽にコメントくださいませm(_ _)m
●おまけ●
とある社員たちの真夜中の攻防戦の様子です。
※もちろん甘噛みです♪
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