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一緒に勉強した仲間と将来の選択

先日、教員採用試験がすべて終わった。
1次が筆記試験、2次が集団討論、個人面接だった。

私は通信制大学に通って教員免許を取得予定である。基本的には一人で勉強するのだが、「スクーリング」と言って大学に講義を受けに行く日(1科目1日半)がある。
教員採用試験対策はスクーリングで知り合った仲間と行った。
各自予定を合わせて、公園に集まったり、大学の図書館のグループ学習室を利用したりした。働いている人もいれば、勉強に専念するため働いていない人もいる。現役の先生もいれば、教育現場と違う場所で働いていた人もいる。

 試験勉強と聞いたら「きつい」というイメージがあると思う。だが私は「楽しかった」と言いたい。2次試験の対策を仲間内で行ったのはすごく楽しかった。
 仲間内で行った2次試験の対策というのは主に集団討論の対策である。テーマが与えられ、それに対して具体的に自身の学級や学校でどう取り組むかみたいなもの。
 4~5人で討論するのだけれど、
「教育現場で働いている人はそんな風に考えているのか!?」
「○○さんの意見はすごい納得だ!」
みたいにさまざまな視点、意見が入り混じることで新しい発見があるのである。

1テーマの集団討論が終わって休憩中におしゃべりもした。
それぞれの今までの人生について(仕事とか、大学時代のこととか)話した。
面白かったのが、インドの日本人学校に勤めていた人がいて、彼がインドの話をしたとき。
ホワイトボードにインドの地図、都市名を書き始め、社会の授業が始まったように私たちは興味深く聞いていた(彼はもともと中高の社会科教員)。

 集団討論の練習のあとはみんなでファミレスに晩御飯を食べに行った。
 みんな生きてきた背景が違いすぎるので、話題が途切れることがなかった。社会人の脳みそで大学生活に戻ったようなあの感じはなんだかふしぎな感じだった。

 個人面接の練習では日本人学校教員だった彼が教育経験者視点でいろいろアドバイスをくれた。はじめて教育系の仕事をしようとしている自分にとってはとてもありがたかった。私が面接練習で言葉に詰まってしまうと

「じっくり考えて納得のいく回答をしてください。練習なんだから。」

と言ってくれた。本番の個人面接で落ち着いて答えられたのは彼のおかげだ。この恩は決して忘れない。

というか、集団面接もみんないいところと改善したほうがいいところを具体的にアドバイスしてくれたし、そのおかげで本番で思ったように話せた。

結果はまだわからないが満足のいく2次試験だったと思う。

 ところで教員採用試験は終わったのであるが、どうしようかすごく迷っている。
 実はもう一つの教育関係の仕事が気になるのだ。そのもう一つのほうが自分のやりたい教え方ができるような気がする。正直、学習指導要領に縛られた学びにあまり納得はいっていないし、公教育の現場って制約が多すぎるように感じる。ただ、仲間と一緒に勉強していくうちに、こんな人たちと一緒にこれからずっと働けていけたらどんなに素晴らしいだろうと考える自分がいた。実際は同じ学校に配属されることはほとんどないだろうけど。

人間関係なのか、働く場所なのか、お金なのか、やりたいことなのか

明確に「俺はこれを優先する!」ってのがあればいいんだが。。。

とりあえず週末は一緒に勉強した仲間とお疲れさん会があるので楽しみです。

サポートでいただいたお金は生活の足しになればと思います。なんとかこの一年生き延びなければ!(笑)