見出し画像

お彼岸に/気付けば大切な教えだったこと

数日前、お彼岸のお墓参りへ。

いつもは混むのを避けて平日に行くようにしているのですが今回は月曜日しか空き時間がなく、しかも火曜日が祝日の為、人によっては土曜日〜火曜日の4連休となり、かなり混んでいるのではと恐る恐る出掛けることに。

車で20〜30分ほどの場所にある墓園へ向かう道中から他府県ナンバーの車が多数見られたものの、いつもとさして変わらぬ時間で到着。
ただ、やはり墓園の駐車場はいつも以上に車が多くお参りの方達もそれなりの数いらっしゃいました。

この日は快晴。
墓園の桜は早咲きのしだれ桜が満開でした。

霊園のしだれ桜


しだれ桜と京の街


綺麗ですね

お参りを済ませた帰り道、ふと4年前に亡くなった父の言葉を思い出しました。

中学生の頃ギターを弾き始め、その魅力にどっぷりとハマった私は、既にその頃には音楽をやっていく、音楽で食べて行く決心をしていました。勿論アテなどあるはずもなく勝手にそう決めていただけですが(苦笑)

高校にも行く気は無かったのですが、流石に高校ぐらいは出てくれと母に泣かれ高校に進学することに(苦笑)

しかし、この高校でバンドを組み、ライブハウスに定期的に出演するようになり、本格的に作曲を始め。
現在の自分の基礎のようなものがこの時出来たのは間違いのないことであり、何より、そこで出逢った沢山の友人達との交流が現在に至るまで続いていることを考えると、あの時泣いてくれた母への感謝とともに、その涙に心揺さぶられ、あっさりと進学することにした自分の心根、決心の弱さにも、今となっては、まぁ、感謝してもいいかと(笑)

で、ほとんど音楽、バンド浸りの高校生活だった訳ですが、
なんとなく大学進学も考えてはいました。最初の頃は。
が、時が経つにつれ、更に音楽にのめり込んでいった私はしっかりと進路を決めなければならない頃には、進学せずに音楽を本格的にやって行くと決めていたのです。

その当時の担任の先生は熱心に進学を勧めてくれました。
そりゃそうです、大学に行ったって音楽は出来るのですから。
ありがたい話です。
ですが、その度に進学しない旨を伝えました。
もしかすると高校進学の時の決心の揺らぎが深層心理のどこかに引っかかっていたのかもしれませんね(苦笑)
同じ轍は踏むまいと(笑)

で、両親にもその旨を伝えると、以前のこともあったのでしょうか、特に反対することもなく音楽をやって行くことを認めてくれました。

その時の父の言葉
「わかった。ただ、やるからには単なるギタリストにはなるなよ。音楽家になれ。」

無論、私自身もそう考えていました。
言われなくてもわかってる。くらいに思っていました。

しかし、振り返れば様々な場面、状況下で、いつもこの時の父の言葉を思い返しているんですよね。

多分これからも。


墓園横のお寺の木蓮


この木蓮も毎年綺麗に咲いてます。

父が言ったような音楽家になれているのかは全くわかりませんが、これからも音楽家としての自身の道を精一杯歩いていこうと思います。

そんなことを考えたお彼岸でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます!



よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!