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遠くに見える小さな鳥

渋谷にほど近いこんな都会でも、夜明けの空気は澄んで感じる。白んだ薄いベールをまとった世界が、なんだか非日常に感じた。
「じゃあね」と言って出て行くあなたを玄関まで見送る。どうかお元気で。また会う日まで、お元気で。また会う日まで。

真っ青な空に小さな鉄の鳥が飛んでいる。あの人を乗せて、遠く遠く。

私も乗ってみようか。あの小さな鳥に。


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