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考えたこと

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そのとき考えたことを書き残しておきます。
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#感覚

巨石

自分が重い。 意識が、とんでもなく腰が重い。動かない、本当に。 もう、巨石なのだった。 意…

織部 行
2週間前
4

歯車

歯車。 芥川龍之介の歯車を読んだ。久しぶりに。十何年ぶりに。 はじめて読んだとき、わからな…

織部 行
2か月前
9

立ち位置

漠然とした不安。 もやもやした心持ち。 薄い膜に覆われたような感じ。 機能と同じような今日…

織部 行
2か月前
9

書くことと話すこと

夜になると自分の中にもやもやとしたものがそこにふんわりとあることを感じる。それは冬よりは…

織部 行
1年前
25

時差体験

これまでそこでされていたことがずっとされていなかった。 桜の木の下でレジャーシートを敷い…

織部 行
1年前
5

雑踏を潜り抜ける

どこに行っても人が多いような気がしたのはなぜだろう。 駅にも横断歩道を待つ間も喫茶店でも…

織部 行
1年前
10

気になる生活

いつの間にか淡々と過ぎる生活。 この街にたくさんある生活の中の私の生活はその中の一つで、静かな生活なのだと思ったのは学生は受験の時期だったり、大学生は春休みの時期だったり、就活生はその準備を始めていたりすることを何気なく気づいたから。 自分も当事者だった時期があるのにすっかり忘れてしまういま起こっている周りの色々なこと。あの人の生活が気になってならないなんていうこともどんどんなくなっていくのだろうと思って少し鳥肌が立つような感じがしたのはなぜだろう。 朝散歩していると家の前

この時のいま

いつものように髪を切りに美容室に行った今日。 もうずいぶん、思い返せば東京で暮らすように…

織部 行
1年前
7

あなたが思っているより

世の中は彼女が思っているより案外楽なのかもしれない。 楽であるというかなんというか、もっ…

織部 行
1年前
8

ここまでは大丈夫

何回目だろう、と思いながらもまたその何度目かを過ごす。 何度繰り返しても不思議な感覚を覚…

織部 行
1年前
10

とぎれる感覚

自分で自分に驚くことが増えた。 仕事が終わって夕方、湿気に耐えられず冷房をつけていた部屋…

織部 行
2年前
6

目が合う

道を歩いているとき、どこを見たらいいのかわからなかった。 でも、人が大勢横断歩道を渡る交…

織部 行
2年前
9

包含される空間

ピタゴラスと豆。 本棚にある本の中で、目にとまった背表紙のタイトル。 私の本棚の中には色…

織部 行
2年前
4

感情の出処

毎日の生活で習慣ができる。 習慣ができるとその行動が身に付く。 とても便利で、習慣を身につけようと思う。こともある。 習慣ができると、最初の頃発見だった出来事は当たり前になる。 最初、もっていた感情は習慣化して感情を感じなくなり、懐かしい存在になる。 感情ってなんだろうと思った。 緊張して、待ち合わせの時間に少し早くきてしまって、 時間ちょうどに行きたくて、時間を費やすためだけに街を歩いて、 時間ぴったりに待ち合わせ場所に行って、会った日。 私の心も頭の中もすっかり驚いて