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考えたこと

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そのとき考えたことを書き残しておきます。
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記事一覧

日々に埋もれる

気づけば、 心の中の内殻の縁にこべりつくかのように蓄積される、 いろいろな感情の起こりと終…

織部 行
3日前
7

浮遊生活

空中浮遊しているような感覚。 空にぽつんと浮かんでいるなにか。 風船はどんどん昇ってしまう…

織部 行
2週間前
7

歯車

歯車。 芥川龍之介の歯車を読んだ。久しぶりに。十何年ぶりに。 はじめて読んだとき、わからな…

織部 行
1か月前
10

立ち位置

漠然とした不安。 もやもやした心持ち。 薄い膜に覆われたような感じ。 機能と同じような今日…

織部 行
1か月前
8

波と凪

変わり映えのない日常は凪のよう。 それはそうだ。なにもしていないのだから。 毎日淡々とこな…

織部 行
1か月前
9

不思議なタイミング

ふとした拍子に、出かけた先で何年も会っていなかった知り合いとばったり会うことがある。まっ…

織部 行
2か月前
10

空洞化している、のか、

空洞化っていうのだろうか。 見た目は変わらないのに、中身がからっぽとか? いや、なにか違うような感じ。 希薄化? これも同じ感じ、密度の減少。そこにあるのになんだか空っぽ。 話半分、とはまた違う。うわの空、かもしれない。 心ここにあらずの状態で人の話を聞いたりするとき、言われる。 ここまでみんな画面の中にいるのって、すごい。 それを眺めている自分がおかしいかのように錯覚してしまうほど。 ぞわぞわしてくる。しびれます。 この車両のなかには50人以上人がいるけれど、きっとな

までとから

まで。 から。 はっとした。 私はずっと、から。に閉じ込められていた。 高校生のときから。…

織部 行
6か月前
6

空腹がもたらすもの

子供の頃、空腹が感じられなかった。 それはけっして裕福で、いつも何かを食べていて、満たさ…

織部 行
6か月前
2

時間潰し

夜のはじまり。19時。 冷蔵庫を開いて材料を取り出す。 野菜と挽肉と餃子の皮をたくさん。 手…

織部 行
6か月前
4

変容する輪郭

じっとりと周囲に張り巡らした線の輪郭は私そのもので、それは特に意識することもなく、意識す…

織部 行
6か月前
3

地元化する東京

観光地。人がいっぱいいる。出かける場所。 そんな印象だった東京。住みはじめてもどこかいつ…

織部 行
6か月前
5

出来事の波紋

帰り道の電車の中で、カバンに入っているイヤホンを取り出す。音楽を聴こうと思ったら数秒で聴…

織部 行
6か月前
17

整理することと違和感

最近寒い。衣替えなんてまだまだだと思っていたけれど、1週間過ぎたらあっという間に寒くって、しまっていなかったカーディガンを手放せなくなる。そろそろしまってるセーター類を出すか、と重い腰をやっと上げるのは決まったスケジュールではなくて寒さでしかなかった。衣替えをするのだから出すだけではなくて夏服を一通り整理しないとと思って、クローゼットの中から夏物を一通り引っ張り出す。 意外と多いな。 普段着る服は数着だけれど、他にも服はあった。 どうしてこの服着なかったんだろう、思う服がや