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告白から推定45分 (TAXI ミニドラマ 1)

深夜に配車アプリで呼ばれ、居酒屋の前から20代半ばのカップルのご乗車。
お2人の会話が微笑ましくて、なんだか幸せな気分になりました。

聞こえてきた会話から察すると、2人は職場の同僚。飲み会の席で男性が告白して付き合うことになったらしい。

車内での会話が、りくろーおじさんの焼き立てチーズケーキ並みにほんわかしていた。

うぶ夫「付き合うんだから敬語はやめませんか?」

うぶ子「あ、そうですよね。やめましょう」

うぶ夫「じゃあタメ口にするね」

うぶ子「うん」

うぶ夫「家、京橋だったよね?」

うぶ子「うん。通勤、環状線やねん」

うぶ夫「駅から近いんですか?・・あ、敬語出てもうた」

エヘヘ、ウフフと笑い合う2人。

うぶ夫「・・すぐにはできんわ。徐々にやね」

うぶ子「徐々にですね・・・あっ(笑)」



親しくなってきて、敬語をやめる時のこそばゆい違和感。
初々しいお二人さん、どうぞお幸せに!

ご乗車、ありがとうございました!



いただいたサポートは乗務中のコーヒー代、もしくは夜食代にさせていただきます。感謝を込めて、安全運転でまいりまーす!