一緒に心理学を勉強!【返報性の原理】
どうも、KOUです。
今回の心理学は、「返報性の原理(法則)」です。
これは、聞いたことがある人や実際に使っている人が多いテクニックだと思います。
■概要
人は、誰かから何か施しを受けた時に何かお返しをしたいという気持ちが働くというものです。
例えば、スーパーの試食なんかがそうですね。
食べておいしかったら、なんだか買わないと申し訳ないかなという気分になってしまうやつですね。
ちなみに、上記は好意の返報性と呼ばれています。
返報性にはもう一つ、譲歩の返報性というのがあります。
例えば、10,000円の商品だよと言わて断った後に、じゃあ7,000円にするからと言われると、それなら・・・という気持ちになってしまうやつです。
■実験
∟①好意の返報性
この実験は2人1組で行われ、1人が被験者で1人が仕掛け人となりました。
実験内容と結果は以下のとおり。
仕掛け人(A)が飲み物を買いに出かけ、帰ってきたときに被験者(B)に福引券の購入を持ちかけるというもの。
自分(A)の分だけを買ってきた場合と比べて、相手の分(B)のジュースも買ってきた場合、福引券の購入率が2倍も高いという結果になった。
ジュースを買ってもらったという好意に対して別の形で返そうという気持ちになったわけですね。
∟②譲歩の返報性
譲歩の返報性の実験内容と結果は以下のとおり。
「1日ボランティアをしてほしい」という要求を、異なる方法で2つのグループに提示した。
Aグループ
⇒「3年間」のボランティアを依頼し、その後「1日だけのボランティア」と要求を引き下げ
Bグループ
⇒最初から「1日だけ」のボランティアを依頼
結果は「参加する」と回答した率がAがBより約2.5倍も高く、実際にボランティアに参加した人の割合もAのほうが高い結果となった
確かに3年と言われていて1日だけになったらそれくらいなら、という気になりますね。
■活用術
∟恋愛
一番イメージしやすいのはプレゼントをあげることかもしれませんが、何も物をあげることだけではありません。
褒める、励ます、お礼を言うといった行為も立派な好意です。
ダジャレじゃありませんよ。
告白されたらなんだか意識してしまって自分も好きなのかと思ってしまうのもこの返報性によるものです。
アタックし続けるといいことがあるかもしれませんが、ストーカーじみたことはやめましょう。
∟ビジネス
これもイメージしやすいかもしれません。
好意の返報性であれば、
⇒無料版の配布やセミナーの開催
譲歩の返報性であれば、
⇒本来のお願いより少しきつい条件で初めオファー
譲歩に関してはやりすぎると、見向きもされなくなるか、どうせ下げてくるんでしょと思われるので適度に用いるのがいいと思います。
◆まとめ
いわゆるクレクレはだめで、欲しければまず自分が与えることが重要ですね。
ギブの精神を大切にしましょう。
では。
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