青山幸

ピラティスインストラクター

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最近の記事

上腕骨外側上顆炎を橈骨頭運動から考える

外側上顆炎なぜ起きる?まずは、文献的なところで… ・テニスにおけるサーブやストロークいずれも、加速期では手関節伸筋群の筋活動が高いとされている Morris M, et al :Electromyographic analysis of elbow function in tennis players. Am J Sports Med 17 : 241-247, 1989 ・把持動作では、手指屈筋群の活動に先行して長橈側手根伸筋が収縮し効率のいい把持動作を可能にして

    • 試合期のリカバリー-脊柱-

      こんにちは。 今回は、リカバリーの脊柱編をお伝えしていきます! まだ読んでいない方は、こちらもあわせてご覧ください! 1.リカバリーとは?一般的なものでは、睡眠、食事、入浴などがありますが、スポーツ現場では、アクティブレスト(積極的休養)といって、ストレッチやアイシング、軽い運動などを用いて疲労を回復させる手段をリカバリーと呼んでいます。 1-②.運動による疲労とリカバリー対策  ・エネルギー枯渇 ・生体内恒常性のアンバランス ・脳の疲労 ・疲労物質の蓄積 ・筋緊張

      • 野球選手の腰痛予防

        今回は、腰痛の予防についてお伝えしていきます。 1.腰の動きの特徴 腰は曲げ伸ばしがメインの関節で 捻りの動きには適していない関節です。 回旋動作を腰メインで遂行することになると、腰痛につながることがわかると思います。 では、どこで回旋の動きを出すのかという話をしていきます。 スライドには限られた関節しか記載していませんが、すべての関節に可動性or安定性の役割があります。 この考え方でみると、 ・胸椎→モビリティー関節(可動性) ・腰椎→スタビリティー関節(安

        • 投球障害予防トレーニングーBall-release~Follow-throughー

          こんにちは。 今回は、Ball-release~Follow-throughでのケガ予防に必要な肩甲帯〜上肢の機能についてお伝えしようと思います! 一般の方にも伝わるように書いていきたいとおもいます! Ball-release~Follow-throughは投球動作としては、最後のフェーズになります! Ball-release~Follow-throughでのケガを予防するためには、 その前段階がとても重要になります! 前段階の記事は、 お二人が書いてくださっている

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          野球選手のための肘関節テーピング

          こんにちは! 今回は、 野球選手の『肘関節テーピング』について お伝えしていきます! 肩と肘は関連する部分も多いので、こちらの記事も参考にしてください! 肘関節のテーピングは投球時の肘の痛みや、予防などに使われることが多いと思います。 この記事では、 ・肘の筋肉のサポートテーピング ・ストレスのかかる動きを抑制するテーピング を紹介したいと思います! 肘関節機能の特性とテーピングの特性投球障害肘は、主に肘関節に加わる外反ストレスによって誘発されます。 これらのスト

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          投球障害予防トレーニング -肘関節-

          投球障害予防に必要な「肘のストレッチ・トレーニング」をご紹介します。 ■投球障害予防に必要な上肢の機能○肘関節 ・可動域制限がないこと (屈曲・伸展・回内・回外) ・尺側、橈側の筋群のかたさがないこと ・外反ストレスに対する制動性 肘関節のトレーニングでは、 外反ストレスを受けづらい状態を作っていくことが求められます ■肘関節周囲の柔軟性 (引用|Visible body) 肘周囲の筋肉のかたさによって、 肘関節のバランスが乱れ、外反ストレスがかかりやすくなると

          投球障害予防トレーニング -肘関節-

          投球障害予防トレーニング  -肩関節-

          投球障害予防に必要な「肩のストレッチ・トレーニング」をご紹介します。 ■投球障害予防に必要な上肢の柔軟性○肩関節 ・外転・屈曲可動域→前下方・後下方組織 ・2nd外旋、内旋可動域→前下方、後下方組織 ・3rd内旋可動域→後下方組織 ・水平内転可動域→後方組織 ➡︎後方・下方の組織の柔軟性が特に重要となります。 ○肩甲帯 【肩甲帯】 ・コッキング→後傾、上方回旋、外旋可動域 ・リリース〜フォロースルー→前傾、内旋可動域 →肩甲帯の動きに制限があると、肩関節にストレスが集

          投球障害予防トレーニング  -肩関節-