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野球選手のための肘関節テーピング

こんにちは!

今回は、
野球選手の『肘関節テーピング』について
お伝えしていきます!

肩と肘は関連する部分も多いので、こちらの記事も参考にしてください!


肘関節のテーピングは投球時の肘の痛みや、予防などに使われることが多いと思います。

この記事では、
・肘の筋肉のサポートテーピング
・ストレスのかかる動きを抑制するテーピング
を紹介したいと思います!

肘関節機能の特性とテーピングの特性

投球障害肘は、主に肘関節に加わる外反ストレスによって誘発されます。

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これらのストレスが肘にかかりづらくするためにテーピングを使います!

ただし、
この動きを過度に抑制すると痛みはコントロールや予防はできても、硬めすぎて投げづらいといったパフォーマンスに影響を与える場合もありますので注意が必要です。

◾️外反制動する筋をサポートするテーピング

このテープが肘のテープとしては、
1番貼りやすくて便利なものだと思います!

ー目的ー
・肘の外反ストレスを軽減させる筋肉に貼ることで、筋肉の収縮をサポートする

ー使用するテープー
・キネシオロジーテープ
→肘の内側から手首までの長さのテープを用意

ー方法ー
・1本目
→肘の内側から手首の『真ん中』に向かって貼る

・2本目
→肘の内側から手首の『小指側』に向かって貼る

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このテープは筋肉の走行に沿って貼ることで、収縮をサポートするものです。

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ざっくりとした筋の位置はこんな感じです!

貼るときのポイントは、引っ張らず、置くように貼ることです。
キネシオテープはテンションをあまりかけずに貼ります。

◾️外反制動テーピング

ー目的ー
・投球時の肘のねじれを減少させる
・トップの位置で生じる肘の痛み軽減

ー使用するテープー
・伸縮性テープ

ー方法ー
・投球フォームのうでの位置で貼っていきます

①前腕の外側から肘の内側まで
テープに少しテンションをかけながら貼ります

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②肘の内側から後方を通って上腕の外側へ

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ーポイントー
・動きを抑えるものなので、少しテンションをかけて貼る
・テンションをかけすぎるとガチガチになって投げづらさにつながるので注意が必要

◾️肘伸展制限テーピング

このテーピングの適応は、

・リリースからフォロースルーに生じる痛み
・テイクバックの肩の上がりづらさ

ー目的ー
・リリースからフォロースルーで生じる伸び過ぎによるストレス軽減
・テイクバックの腕の上がりをスムーズにする

ー使用するテーピングー
・伸縮性テープ

ー方法ー
・肘を少し曲げた状態で貼る
・肘の折れ目の上でクロスするようにテーピングを貼る
・テンションかけながら貼る


○投手のテーピング使用注意点
動きを抑えるテーピングは投げづらさに繋がる可能性があります。
そのため、投手は筋肉をサポートするテーピングが適していると思います。

○テーピングを貼る際の注意点
・皮膚のかぶれやかゆみが生じる場合は使用を中止してください
・使用後はしっかりと洗うようにしてください


以上が野球選手の肘関節に対するテーピングになります。

次回はテーピングの手関節編になります。ぜひ読んでください!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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