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投球障害予防トレーニングーBall-release~Follow-throughー

こんにちは。

今回は、Ball-release~Follow-throughでのケガ予防に必要な肩甲帯〜上肢の機能についてお伝えしようと思います!

一般の方にも伝わるように書いていきたいとおもいます!

Ball-release~Follow-throughは投球動作としては、最後のフェーズになります!

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Ball-release~Follow-throughでのケガを予防するためには、
その前段階がとても重要になります!

前段階の記事は、
お二人が書いてくださっているので、参考にしてください!

○wind up〜cocking

○cocking

Ball-release~Follow-throughに起きる肩・肘のケガ

○肩のケガ
・肩峰下インピンジメント
・前上方インピンジメント
これは肩関節挙上位での内旋時に関節窩の前上方部への衝突が生じることを指します。

→関節の中を肩がきれいに動いておらず、軌道がズレてしまいストレスがかかっている状態です

○肘のケガ
・上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(外側障害)
・肘後内側インピンジメント(後方障害)
これらは、リリースのタイミングで肘関節の急激な伸展や回内、外反によって生じるものです。

→肘の硬さや、全身の連動がスムーズにいかずに局所的なストレスがかかっている状態です

Ball-release~Follow-throughに必要な肩甲帯・上肢機能

それでは、必要な機能についてまとめていきます!

まずは、
この相の肩甲帯・上肢の動きを確認していきます

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Ball-release~Follow-throughにおける肩甲帯・上肢の動き

・肩甲帯→前傾、内旋
・肩関節→内旋、水平内転、伸展
・肘関節→伸展、回内

→全体的に腕を内側に捻りながら伸ばしていく動きになります

局所的なストレスがかからないように、この動きをしっかり出すようなストレッチが大切です!


それでは、必要な機能についてまとめていきます。この機能をもとに予防のトレーニングを進めていきます!

・加速してきた上肢を急激に減速する必要がある
・小円筋や棘下筋、三角筋後部の遠心性収縮
・菱形筋、僧帽筋中部線維・下部線維の遠心性収縮

腕が飛んでいかないように、
筋によるブレーキが働いていて、同時にその筋にはストレスが強くかかるため硬さができやすいです!

ケガ予防に必要なトレーニング

これまで、どんな動きをしているか、どんな機能が必要になるかお話ししてきました。それをもとに予防のトレーニングを紹介していきます!

・局所的なストレスを避けるために肩甲帯、上肢の可動性向上
・肩甲帯内転筋群、肩関節後方筋群の柔軟性および、遠心性収縮の機能向上

肩後方筋群のマッサージ・ストレッチ

疲労回復にはマッサージが適しています。
筋肉を柔らかくするとともに、日々のケアでかたさを作らないようにしましょう!

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投球によってストレスがかかり、硬くなりやすいです。

上記の肩のケガの原因にもなりやすいのでしっかりケアしましょう!


肩後方筋群と肩甲帯内転筋群ストレッチ

先程の肩後方の筋肉へのストレスを軽減させるためには、肩甲骨の動きとその周囲の筋肉が大切です

こちらがその複合のストレッチになります(股関節も含めてます)

ー目的ー
・follow-throughに必要な肩、肩甲帯の柔軟性向上

背中から肩まで全体的にストレッチをかけます

体幹-肩甲帯-上肢の連動エクササイズ

ー目的ー
・腹斜筋ー前鋸筋の筋力向上
・肩甲帯〜肩の連動性した動き獲得

肩・肘への負担を少なくするために、
体幹〜肩甲骨〜上肢への連動が大切になります

肩後方筋群と肩甲帯内転筋群のトレーニング

ー目的ー
・肩甲骨内転筋群、肩後方筋群のフルレンジでの運動

求心性収縮〜遠心性収縮のトレーニングになります!

肩・肩甲帯安定化エクササイズ

ー目的ー
・follow-throughに必要な肩、肩甲帯の安定性向上

プランク姿勢での上腕骨回旋運動を行います!

肘の外側リリース

ー目的ー
・肘外側筋群の柔軟性向上

肘のかたさを改善してストレスのかかりづらい状態をつくります。


今回はfollow-throughに必要な肩、肩甲帯の機能についてお話しさせていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

他の記事でも投球障害予防としての肩関節・肘関節について書いてるので読んでみてください。








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