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2022Jリーグチーム別考察#45 ~いわきFC編~

 みなさん、こんにちは。
 ついに今年のJリーグも開幕し、気分も高揚していることでしょう!
 今回は、2022シーズンの各クラブの戦力や目標を見ていきたいと思います。
 今回は、いわきFC編です。
 なお、情報は全て2022年3月10日現在です。
 なお、画像は肖像権、著作権対策のため、加工しています

クラブスタッフ

選手の移籍

スカッド評価

 ここでは、今シーズンのいわきFCのスカッドを評価していきたいと思います。
 「継続性」以外の全ての項目で18点満点で評価したいと思います。
 評価した後に、理由を述べていきます。
 なお、点数はJ3 1位を18点とし、2位を17点…。18位は1点となります。
 「継続性」は監督の就任年数×3をしています。

スタッフ 9点
継続性 3点
GK 9点
DF 10点
MF 7点
FW 11点
合計 49点(9位)

スタッフ

評価:9点

 2017年に監督に就任し、いわきFCを史上初のJリーグの舞台にも導いた田村監督がライセンスの関係もあり退任し、今季よりいわきFCのスポーティング・ダイレクターへと就任しました。
 後任には、松本山雅で昨季までコーチを務めていた村主博正氏を新監督として招聘し、クラブ史上初のJリーグの舞台に挑みます。村主監督は、浜松開誠館高校で指導者キャリアをスタートさせた後、FC岐阜、町田ゼルビア、松本山雅の3クラブでコーチやヘッドコーチを務めました。が、監督としてシーズンを迎えるのはこれが初めてとなります。
 「優秀なコーチ」であることは疑いの余地がないのですが、「優秀なコーチ=優秀な監督」かと言えば、そうではないので村主監督の手腕に関しては未知数であると言わざるを得ません。
 コーチ陣は残留したスタッフも多く、いわきFCのトレーニングなどに関しては熟知している体制を整えています。また、若干、「スタッフ」からは外れますが、いわきFCは親会社である株式会社ドームの支援を受けており、JFLにいたとは思えないレベルの施設を持っています。また、圧倒的なフィジカルを持ち味に攻守の切り替えが早いサッカーをJFLでは志向しており、そのような点からも「スプリントコーチ」や「ストレングスアドバイサー」とった他チームでは見ないような役職名のスタッフが在籍していることも特徴の一つです。

GK

評価:9点

 GKは昨季までの主力であった坂田選手が残留した上、J3のAC長野パルセイロより田中謙選手、同じくJ3のカターレ富山より田中勘選手と史上初のJ3の舞台に臨む中で、J3の経験のある選手を複数人獲得しています。また、大学サッカーの競合である流通経済大学より鹿野選手が新卒で入団しているという状況です。
 昨季まで主力であった坂田選手と長野や松本でプレーし、J3リーグで91試合の出場キャリアのある田中謙選手の2人が中心となってポジション争いが行われるのではないかと考えます。坂田選手は、大学卒業後JFLや東北社会人リーグで長く活躍をしてきた選手ですが、Jリーグの舞台は自身初となっており、シュートスピードなどでは戸惑う部分もあるかもしれません。
 流通経済大学より加入し、坂田選手の後輩でもある鹿野選手は、183cmと上背はありませんが、フィードが持ち味の選手で、GKとしてボールをホールディングした際や、ゴールキックなどで一気に局面を帰ることができる選手です。村主監督のスタイルに合致さえすれば、経験者を抑えての主力抜擢もあるかもしれません。

DF

評価:10点

 今季のシステムを3バックと予想して考えました。
 昨季も主力であった、米澤選手、小田島選手は今季も残留しており、今季も主力であると考えました。その上で、横浜FCより期限付き移籍で星キョーワン選手を獲得しています。昨季は、松本山雅でプレーしており、村主監督と共闘していたということもできます。そのため、主力になる可能性が高いのではないかと考えました。
 流通経済大学より加入した家泉選手と先述した星選手以外に関してはスカッドの入れ替えがなく、監督変更により序列に多少の変更はあるかもしれませんが、基本的な主力の顔ぶれは変わらないのではないでしょうか。GKの鹿野選手同様、大学サッカーの強豪である流通経済大学より加入した家泉選手は、決して常にエリートコースを走ってきたわけではなく、大学4年になってようやくレギュラーに定着した選手です。J3の屈強な外国人に当たり負けしないような恵まれた体格を持っており、J3を戦う上では非常に貴重なピースとなるやもしれません。

MF

評価:7点

 MFで考えると、青森山田高校で高校サッカーを盛り上げたバスケス・バイロン選手がJ2の東京ヴェルディに移籍をすることになりました。それ以外では、主力級の選手の移籍はないという結果になりました。
 まずは、右ウイングバックです。
 昨季の主力であったバスケス・バイロン選手がJ2の東京ヴェルディへと移籍をしてしまったため、新たな選手が主力になる必要のあるポジションです。特別指定の芳賀選手もプレー可能なポジションではありますが、ファーストチョイスは谷村選手ではないかと考えました。元々はサイドアタッカーの選手で、守備力に関しては課題が残りますが、それは芳賀選手も同じです。その上で、フィジカルがとても強い選手であり、サイドであっても当たり負けしないということはいわきFCの特性上ウイングバックに求められる資質であると感じています。
 次に、左ウイングバックです。一番手には、右ウイングバックでもプレー可能な嵯峨選手を考えました。サイドバックやウイングバックでのプレーを主戦場としている選手で、間違いなく主力とはなるでしょう。守備力、攻撃力共に申し分のない選手で、フィジカルの弱さを補ってもあまりある能力です。控えには、流通経済大学より加入した永井選手を考えましたが、こちらも非常に攻撃的な選手で、仮に右ウイングバックを谷村選手、左ウイングバックを永井選手となるとサイドの守備力が一気に不安要素になってしまいます。
 ダブルボランチに関しては、昨季も多くの試合で起用されていた「宮本+山下」の組み合わせは健在で、今季もこのコンビが鉄板となるでしょう。メンバーの入れ替えもないので、ほぼほぼ同じような起用法になるのではないでしょうか。

FW

評価:11点

 昨季のJFLで11得点をあげチームのトップスコアラーに輝いた古川選手、それに次ぐ10得点を挙げた鈴木選手の2人は昨季同様、それぞれ右ウイング、最前線で起用されるでしょう
 また、岩渕選手も2年間でJFLで9得点を挙げることのできた選手でこの3人のコンビであるとすれば昨季と同様の起用法になります。その中で、多くの試合に絡みそうなのは大卒ルーキーの杉山選手、伊藤選手。鹿島アントラーズより加入した有馬選手になるでしょう。ウインガータイプのルーキーたちと、J2の栃木でもプレーした有馬選手ですが、場合によっては、JFL屈指の攻撃陣に割って入る可能性もあり、さらに厚みがますことになるでしょう。

スカッド

予想フォーメーション

 システムは、昨季多くの試合で採用した4-4-2ではなく、メンバー構成的に3バックではないかと考え、3-4-3としました。

*芳賀選手は特別指定

目標

現実的な目標は、「J3 中位以上」になるでしょう。
Jリーグ参入初年度となる今季は、まずはJリーグのプレー強度やスピードに適応することがテーマでしょう。そのため、「中位以上」としましたが、場合によってはより上位に食い込む可能性もあります。

最後に

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