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グラフィックデザインの極意?

何気なくデザイナーの方に聞いた話の中に、それ極意なんじゃない!?と感じたグラフィックデザインの考え方。私が大切にしているグラフィックデザインのことについて。

※写真は昔作ったもので、単なるイメージで深い意味はありませんw

木工のことではなく、ブランドやフォントなどについて書いてるので、流れでそのままグラフィックデザインについて書いてしまいますw

木のことや、木工についてはまた少しずつ書いていければ良いなーと思ってます。(なぜならそれがメインの仕事なのでw)

グラフィックデザインって何?
どうするの?

そう私はグラフィックデザイナーではないので、ショップカードやDMハガキなどを作成する時にどんな基準で作れば良いんだろう?と悩んでいました。オシャレなホームページとか見ても、こんなのどうやって考えて作っていけば良いんだろう?とか、グラフィックに関わることは、なんせとっかがりがわからず、誰かの真似をするにしても、どう真似をしたら良いのかもわからなかったのです。
だって、自分が作ろうと思うものと既存のものとは、使おうとする文字情報も違えば、使う画像も違う。真似のしようがない!ということで、ただ情報をありのまま羅列するしか出来なかったんです。綺麗に装飾したり、個性的な表情をつけるなんて遠い憧れの存在でした。

そんなとき、非常勤講師として出講している大学で出会ったグラフィックデザイナーの方に聞いて見たのです。

「あのーグラフィックデザインって、まず最初に何を考えたらいいんでしょうか?」と。

そしたら

「まずは読みやすさですね。で読みやすさを考えるとき、空間にいることをイメージするんですよ」と。

ふむふむ・・・

解説しましょう!

つまり、色々お話を聞いて僕なりに解釈したところこのようになりました!

グラフィックデザインの考え方

1、第一に考えるべきは読みやすさ。読みやすさのためにフォントがあり、読みやすさのために行間や、サイズ感がある。まず迷ったら読みやすさに立ち返って全ての要素を考えること。

2、紙面を1つの空間(広さと同時に時間的な空間としても)として捉える。
例えば、その中で複数の人が大きな声で語り合っていたら、何も聞こえないし、何もわからない。つまり情報を詰め込みすぎると、どの情報も雑音になって何も届かなくなってしまう。
空間にどんな人(発信者であり、伝えるメッセージの数)がいて、どんな大きさの声(文字の大きさ)で、どれだけの内容の量(文章量)があって、どんな間(余白)で語るのか決める。そういうことを空間として捉えるとわかりやすくなる。

3、2で決まった空間の中で、喋る人のスタイルや、喋り方語り方の調子を決める。
柔らかく伝えたいのか、かっちりと伝えたいのか、独創的に伝えたいのか、それによってフォントが決まり、それに合わせて色も決める。
そして、どこが重要で大きく語り、どこを補足的に小さく語るのか、によって文字の大きさを決める。どこを早く語りどこをゆっくり語るのかによって、文章の行間やリズムを決める。
例えば、高齢者の方を考えると、大きな声(大きな文字サイズ)で、ゆっくりと(行間をたっぷり)喋る必要があるのではないか?と思いますが、ゆっくり喋っていては、時間がかかりすぎて沢山話すことができなくなる。そしてそれは、若者にとっては声が大きすぎるからもっと小さく、そして退屈にならないように早く語らなくてはならないかもしれない。つまり、どのように伝えるかは、誰に伝えるかでも変わってくる。
そして、どのように伝えるかを考えると・・・
お祭りのような賑やかなものにしたいなら、楽しく伝えたいし、文字の大きさもリズミカルにして、大きな文字にしてみたり。クラシックのようなものなら、フォントもスラッとしてて、小さめの文字で優美な雰囲気を出すのが良いかもしれない。

ということでした。

それグラフィックデザインの
極意じゃないですか!?

僕はこれを聞いて、極意を聞いてしまった!と思いました。なぜなら紙面を考えた時、何を大切にして、どのように情報を整理して、どんな色付け(装飾)を行うか非常にわかりやすくまとまっていたからです!

あぁ、これで僕の悩みが解消された。これで、グラフィックデザインをする機会があったら、どうやって作っていけばいいかわかる。道もない山の中をどう進んだらいいのかわからなかった状態から、道が出来た感じ。だから、その道を頼りに色々チャレンジしてみれそうな感じでした。但し、この道をちゃんと上手く進めるかは別なんですけど。





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