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よそ者・若者・バカ者

先日、福島県農林事務所主催の農村山地域の魅力を発見!体験ツアーに地域おこし協力隊としてお手伝いさせて頂きました。

参加者は主に学生で、福島県いわき市の中山間地域に足を運んでもらい様々な体験を通して新たな関係・交流人口の創出に繋げるという趣旨のプロジェクトでした。


その前に、、、
私が今も今後も活動していこうと思っている地域について少し説明をさせて頂きます!

私が今活動している地域は福島県いわき市田人町。
いわき市と言えば海のイメージがありますが、田人町は人口約1200人ほどの中山間地区。

少子高齢化が著しく、公共交通機関もなく、将来的な町の維持が課題となっている地域です。

20年ほど前から移住者を積極的に受け入れていましたが、東日本大震災と原発の発生、そしてその1ヶ月後の田人町が震源となった震度6弱の地震で若い世代が町を離れていきました。

2011年4月11日 田人町震源 断層


町を残したい。そんな思いで私も点と点が線をになることを目標に活動しています。

話を冒頭に戻しますが、
今回学生さんに地域おこし協力隊の活動やなぜ私が今この町に来たのか等のお話をさせて頂きました。そして、『農と食』に着目しどのように魅力を発信していけるかというワークショップにも参加させて頂きました。

ワークショップの様子

地域の方と学生さんと地域おこし協力隊がグループになって色々とお話させて頂くなかで、

『固定概念』というワードが出てきました。

固定概念があるから、新しいアイディアが生まれない、周りを気にしてしまう、今の生活や文化、景色が当たり前だと思っている。

これは地域の方の意見です。

しかし、逆に固定概念を大事にして内側を固める。そして、それを外から来た人が発信するべきだという意見も聞こえました。


私も移住して感じる地域の課題点は、地域に住んでる人がその町の魅力に気付いていないことです。

でも、これって当然のことだと思います。
自分の今住んでいる地域での生活が当たり前すぎて、外に出ない限り何が自分の町の魅力なのかということに頭を使う人は少ないのではないかと感じます。

実際私も移住して初めて自分の生まれ育った神奈川県の魅力に気づきました。

私は地域の人からしたら外者です。
だけど、外者にしかできない魅力発信は沢山の世界を見てきたからこそ出来ることではないかなと改めて考えさせられました。

最近、いわき市出身の母(今は神奈川に住んでます)が私のインスタの投稿等を見ていわきっていいとこなんだね、故郷に帰ってもいいかなと言ってくれました。多分Uターンします。笑

外向けへの発信は関係人口の創出には欠かせないことですが、その地域に住んでる人に向けての発信も町の魅力に気づくきっかけになるのではないかなと思います。

内側を固め、外へ発信。そして、それを町の人が拾って新たな魅力に気づく、、

来月で移住して2年が経ちます。
2年前と180度変わった生活にも慣れすぎないように、そしてその循環が続くように常にアンテナをはって頭フル回転で走り続けます🔥 



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