三十路の上海留学15日目
9月23日(月)留学15日目
ちょっと忙しくて日記をサボり倒してしまった。
今日は午前中しか授業がないので頑張って書こうと思う。
今日は午前中に総合演習2コマ(各1時間半)、午後に口语2コマの日。
午前中はほぼ問題なく授業が終わる。先週課された、「主人公の上司役となって主人公の行った内容を新入社員に説明せよ」という宿題は当たらなかった。
なので宿題で書いたトークスクリプトを先生に提出して添削してもらうこととする(水曜日現在いまだ返却されず)。
昼休み、先週の木曜日にも一緒にご飯を食べた日本人とインドネシア人と3人でご飯を食べに行こうとすると、学校の入り口で別のクラスのインドネシア人の友達2人と出会った。
なんとなくその二人のインドネシア人も交えてご飯に行く流れになったものの、二人とも私たちより下のクラスで、かつ内一人は「疲れたから昼休憩まで中国語喋りたくない。英語にしよう」と言い出す。
あっ、すみません無理です。
結局五人で卓を囲んだが、インドネシア人3人と日本人2人で会話が分かれてしまった。
私は昼休みであろうが中国語を使いたいタイプなので、正直こんな感じが明日からも続くなら昼ご飯は少しご遠慮したい。
昼食後、クラスメイトのインドネシア人の発案で学外のlucky coffeeに行く。店内が大混雑で、結構はやめに行ったのに授業開始10分前ドリンク完成予定になってめちゃくちゃ焦る。
私は隕石ラテというのを飲んだ。たぶんだが、コーヒーの底にエセタピオカのようなもの(よくコンビニとかで買うタピオカドリンクに入っているようなもの)を隕石に見立てているんだと思う。
当初の想定ではすごく奇っ怪な味のするドリンクが出てくるのではと期待していたので、少し期待はずれだった。でも美味しかった。
午後の授業。
まずは听力の小テストから。前回指定された範囲の中から、先生が単語を読み上げるので音を元に単語を書くもの。
事前に範囲さえ知らされていればこんなもの日本人には徹夜したあとでもこなせる簡単なものである。
自己採点方式なのだが、満点だった。
先生がぐるぐる教室内を回っていて、「どう?」と聞かれたので「满分(満点です)」と両手の親指を立てると先生は「非常好」と褒めてくれた。
小テスト終わり、隣のトルコ人がその会話を聞いていたようで「見せて」というので回答内容を見せると「すごすぎる・・・」と驚愕していたが、書くことに関しては日本人は無双なの・・・!と恥ずかしくて仕方がなかった。
ぜんぜんどや顔出来ることではないのだ、こんなのは。
小テスト終わり、この調子づいていた日本人には無事天罰が与えられた。
先生がホワイトボードの前に椅子を置く。その手には教科書もなく手ぶら。
も、もしかして・・・!!!!
老师把椅子放在黑板前,坐着说话。
他在黑板上一点儿也没写字!
訳:先生は黒板の前に椅子を置いて座りながら話し、一文字たりとも黒板に文字を書かなかった!
どういうことかお分かりだろうか。
私の、主語を大きくするなら、多くの日本人が苦手と言われている「聞いて理解する」を合計3時間求められたのである・・・!
その結果だが、教科書に則した内容であればおおよその推測が出来るので理解度80パーセント、教科書から脱線した内容(雑談)に関しては理解度50パーセント、四合院の建築構造や中国歴史に関しては理解度20~30パーセント、といったところであった。
やはりどうしても求められるのは听力である。
にしても、中国語も分からなければ、時おり補うように差し込まれる英語すら一切理解できないなかで授業を受けているのに、楽しいからか全く眠くならないのが不思議だった。
放課後、私は学校の回りを散歩した。
今日昼に行ったラッキーコーヒーは、金沙江路という道に面した門なのだが、私はここの門の存在を全く知らなかったので、一人で放課後はこの門から外へ出て、まずは左に進んだ。
左に面白いものが全くなかったのでそそくさと引き返し、門から右(ラッキーコーヒーも右に出てすぐにある)にずっと歩いていった。
飲食店が多かった(上海は飲食店だらけな気がする)。
そのままずーっと歩いていくと月星环球港の前に出たので、そこでまた右へ進むと正門に到着した。
大学沿いに歩いていたのでどう考えても当たり前ではあるが、私はこのとき「へえーここに繋がるのか!」と感動していた。
正門の外にある棒付きキャンディーが好きなので、それだけ買って正門から校内に入る。
正門から入ってすぐ、先日の日本人会で左に座っていた男性に会った。
日本人会で連絡先を交換できなかったので交換しながら、飴をあげたら「甘そう・・・」といわれたのでもしかしたら甘いのが苦手だったかもしれない。2個もあげてしまったけどありがた迷惑だったかも。
彼は会社に留学費も住まい(ホテル)も提供してもらっているので、これから駅に向かうとのことだった。
大変そう。
そこからは疲れたのでまっすぐ量に帰ってきて、だらだら過ごしていたら寝落ちていた。
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