100周年のご神事 倭姫宮 伊勢神宮 ことの葉綴り一〇七〇
伊勢の神宮、内宮こと皇大神宮の別宮、倭姫宮。
今から約2千年前、伊勢に天照大神をお祀りした、ヤマトヒメ(倭姫命)。
天照大神をお祀りするとき、ヤマトヒメの御裳(みも)の裾が汚れ、それを清めたことから名付けられた、内宮の御裳裾川(五十嵐川)。
少し紅葉してきています。
このヤマトヒメ(倭姫命)が、内宮の別宮として、伊勢市倉田山にご鎮座されたのが、
1923年(大正12年)11月5日のことでした。
伊勢市民の願いにより創建されて、100年前の11月5日は、市民2700人が、お祝い行事に参加したそうです。
それまでも、所作は不明ですが、ヤマトヒメをお祀りしていたお社は、伊勢にあっただろうとされます。また、ヤマトヒメの尾上御陵もありますが、廃れてしまっていたのです。
伊勢に暮らす方々にとっては、ヤマトヒメは、伊勢という〝井戸を掘ってくれた人″
そのご功績を讃えお祀りし大切にしたい!!
との想いから創建された倭姫宮。
それからちょうど100年目!
11月5日10時から、倭姫宮さんで、ご神事がとりおこなわれました。
大勢の参列者さんが境内を埋め尽くし、秋晴れで、小鳥の囀りも聞こえるご神域。
ヤマトヒメさまが、お鎮まりになられた同日かと思うと………。
倭姫宮御杖代(みつえしろ)奉賛会の
皆さんのご尽力、お働きあってこそです。
参列させていただき感謝ですし、
100周年の奉祝記念行事の実行委員を務められた、村田典子さん。
朝、お会いすると、「ご本(『元伊勢•倭姫命を訪ねて』)を、ご神前に奉納しましたよ」と伝えてくださいました。
ありがたすぎる(感涙)
今日も、夕方まで、奉祝奉納が続きます。
私は、共著の櫻井治男先生のご案内で、ヤマトヒメさまがお隠れになったとされる、尾上御陵にも、ご挨拶、お参りできました。
100周年の日、境内の光
倭姫命さま、ご創建100周年おめでとうございます!
素晴らしいご縁をありがとうございます!
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