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読書は“時を頂く”こと 感謝&こんな読み順いかが? ことの葉綴り一〇六六

「ねがいふみ」『元伊勢・倭姫命を訪ねて』


こんにちは。今夜も美しい満月見えるでしょうか。
雨上がりの朝、七五三のお参りで賑わう前にお参りです。
足元がまだ濡れていますが、空は晴れ上がってきました。


東京のへそ 大宮八幡宮

境内で「ねがいふみ」を見つけました。
八幡大神さまに直接お願いしたいこと、悩みごとや誓い、感謝、お礼の気持ちを自由に書き込んで、初穂料(おこころざし)を添えて、拝殿前の「祈願箱」へ入れるそう。
毎朝の御日供祭おにっくさい)こと、朝御饌祭(あさみけさい)で、ご神前にお納めして、大神さまにお取りつぎしてくれるのです。


新刊本の『元伊勢・倭姫命を訪ねて』初版がすべて完売して、出版させてくださった晶文社さん、共著の櫻井治男先生に、恩返しできますように……
一人でも多くの人に、ヤマトヒメ(倭姫命)さんのことを、その旅の物語を、伊勢の神宮を創建された功績を知ってもらえますようにと、「ねがいふみ」に、しっかりと書いてお納めして参りました。


“時を頂いている”自覚と感謝


今回、『元伊勢・倭姫命を訪ねて』を、読んでくださっているお一人お一人……本当にありがとうございます。
ふと、感じたのです。
本を読むことは、その本と向き合っている間、その人の人生の貴重な時を、頂戴しているのだな~と。

他の人に、本を読んでもらい、その人の「時を頂く」なんて、ものすごいことではないのかと思うと、責任も感じます。

そして、この重大さ、執筆者としての責任を忘れてはいけないな。
ずっと、読んでもらっている「時」を自覚して忘れずにいたいと思いました。


こんな読み順もある! ご提案

『元伊勢・倭姫命を訪ねて』は、“1時間ほどで読めちゃう”本ではないです。
245ページ
5章からなる対談ページと、
この本を書くきっかけを綴ったプロローグと、
元伊勢を巡ったコラム4つに、
元伊勢の阿紀神社の責任役員さんと、倭姫宮の創建100周年の行事の責任者である奉賛会の方のインタビュー2本
対談と旅を終えてのエピローグ
そして、神道文化の第一人者の櫻井治男先生の解説
などなどから成り立っています。



皆さん、お忙しい中で、本を読む時間を割いてつくってくださっている……これって、“当たり前”のことじゃありません。
本当に、貴重なひとときを“頂戴”する大変なこと。

そう、思ったら、ふと浮かんだのです。
本好き、読書に慣れている人は、きっと初めから順番に読まれているかもしれない。

それは、とてもありがたいこと。
ときに、順番を変えて読むのもいいかも~!と
読み方の一つのアイデアです

1)最初に、プロローグから、対談の第1章、第2章あたりまで読んでいただいて。

少し休憩したくなったときに……

2)各章のラストにある「元伊勢・巡礼地巡り」コラムの4つと、阿紀神社の責任役員さんなどインタビュー2つを読んでいただき、ちょっと“旅”気分を味わってもらって……

3)第5章「ヤマトヒメの旅を終えて」のまとめの
対談
へと、飛んでいただき(^^)
ついでに、エピローグへも進んでいただきましょう。

4)そして、2章の途中にもどり、3章、4章へと戻ってから、読んで。そのあとはもう一気に謝辞へ。

5)ラストに、櫻井治夫先生の「研究者の視点から」解説を…。
おまけには、巻末の「大祓詞」「参考資料」で、読破です!!


倭姫宮

いかがでしょう?
これは、お友達にもお伝えしています。
試してみてくださいね。

そして、三つ目の読み方も!
本を手にしたら、目を閉じて、深呼吸をして。
今の私に、必要なことの葉との出会いを」と、願いを込めて、目を閉じたままページを開けてみましょう。
そこには、何が綴られているでしょう。
ヤマトヒメさんから、あなたへのメッセージです。
今回、3つの読み方順のアイデアを提案してみました。
どの読み方でも、あなたから、この本のために「時を頂戴している」ことを忘れずにいます
お一人、お一人に、ヤマトヒメさまの光が届きますように……心から願っています。
ありがとうございます


―次回へ


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