自己肯定

周りの友達や同期の成功体験を聞くと、落ち込んでしまうことがよくあります。私はそれらを耳にすると無意識のうちに、「それに比べて自分はダメだなぁ」とか「情けないなぁ」とか思ってしまうんです。これがとても苦しい。素直にすごいと思えたら素敵だと思うのですが、どうしても自分と比較してしまう。それと同時に素直に他人をすごいと思えない自分の心の狭さにも気づかされるので、余計に落ち込んでしまうのです。

特に最近、就職活動や研究生活の中で他者の成功体験を耳にすることが多く、その度にしんどくなっていました。このままでは自分がつぶれてしまう、そうした危機感を抱いていました。

このままではだめだと思い、”自分はだめだ”思考に陥りそうになった自分をその思考から救う手立てを模索していました。その中でふと気が付いたのです。

「でも私は、この人になりたいわけではないんだよな」

「上手くいかない事も色々あるけれど、それでもその全てでできた唯一無二の”この自分"でいたいんだよな」

ということに。

こうした認識をするようになってから、他者の成功体験と自分を切り離して考えられるようになった気がします。他者の成功体験に関しては、あくまでその人が望んだことが実ったという事実として捉えることができるようになり、「それはとてもいいことだね!」と素直に思えるようになりました。自分には自分の望むことがあって、他者には他者のそれがある。他者の望むことと自分の望むことは違って当然だし、その間に優劣はない。自分は自分の望むことを叶えられればそれでいいのだと思えるようになりました。その結果、他者に対しては「いいね!」と素直に思えるようになり、自分に対しては「でも、自分は自分だし(いい意味で)他者とは無関係だから、自分は自分のペースで”自分の”望みを叶えていこう」と思えるようになりました。

無意識に自分を苦しめていた認知の仕方を改善できて、今とっても楽になりました。「自分は自分、人は人!」、一人一人が周りのことを気にせずに、自分の望みを叶えていけたら素敵だと、そう心から思います。



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