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音楽はジャンルで聴くわけじゃない

音楽って結局ジャンルじゃないですよね。その音楽が自分の琴線に触れるかどうか。聴く側としてはそれしかない。

Bon JoviからMy Chemical Romance、そしてHoobastank など、ロックを長く聴きましたが、マイケミが解散し、フーバスも停滞期に入り、聴くものがないなあ、どうしようかなあって思っていた時に出会ったのは One OK Rock でした。たまたまYoubute で聞いた曲が "Deeper Deeper" 衝撃的にかっこよくて、あっという間にCDを買いあさり。日本人ではあるものの、音楽性はとても洋楽に近く、彼ら自身もそれを目指している気がしてました。Taka の歌唱力は驚異的で、日本人でこんなふうに歌うの?と!

そんなこんなしているときに、たまたまハマったテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で星野源というアーティストに出会うのです。それまで邦楽、特にJポップと呼ばれるジャンルには全く興味がなく、流れてくるのを耳にするという程度でCDを買うということは一度もなかったんですが。

最初は、星野源もJポップなんだろうと思ったし、という曲はいい感じ、という程度の認識で。でもなぜか気になってYellow Dancer というアルバムを買い「おおっ?」という感覚になり、続けてYellow Voyage というライブDVDを買い、「なんだこれは!!」となるのです。洋楽なんですよ、まさに!私の知ってるジャズだしソウルだし。

それからはあっという間に全曲手に入れてました(^^ゞ さっき洋楽だっていったけど、それは正しくない。いろんな要素が詰まっているけど、洋楽とも言い切れないし、Jポップのような側面もある。というよりも、徹底的に星野源なんです。

その楽曲は多岐にわたり、フォーク調の弾き語りからポップ系のアップテンポのもの、ソウルフルなバラード、ファンキーなダンスミュージック。なにより音がすごい。重層的でちょっと狂ってる。そして声が唯一無二の魅力を放ち、歌詞が魔法をかけてくる。聴けば聴くほど底なし沼のような魅力のとりこになる。

彼は自分を歌手だとは言わない。音楽家なんです。ゼロからすべて自分が作り上げるし、編曲もすべて含めたものが自分の作品だと自負しているから。

彼はあえてほかのアーティストとコラボすることをしないできたんだけど、”POP VIRUS" というアルバムとドームツアーで自分の一つの目標を成し遂げたと感じ、その縛りを自分から解いた。そして出来上がったEP"Same Thing" は自由で楽しくて熱い。中でも「さらしもの feat. PUNPEE」がお気に入り♡

そんなこんなで、今は星野源というジャンル(?)にぞっこんな日々を送っています。

次回は、音楽家星野源の影響で大きく広がった音楽世界のお話です♬

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