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気になる ー エール

私は、不覚にも最近になるまで「エール」が英語の”Yell" だということに気づいていなかった。歌のタイトルだったかな。その表記に英語で Yell って書いてあって、えー?ってなった。それから、この言葉を聞くたびに気になって気になってしょうがない。だって

1.音が違いすぎる (しいて言うならイェル)
2.意味が違いすぎる (応援してない)

"Yell"は基本的に「叫ぶ」「怒鳴る」という意味であって、「応援する」という意味にこの言葉を使うのは無理がある。まあ、応援団が大声でそろって「応援する」ときには使えないこともないけど。

「応援する」っていうんなら、"support" とか "cheer" とか。味方だよ、って言うのなら、"I'm on your side." とかそういう感じだし。

使い方がもやる。気になる。
「陰ながらエールを送る」
「ささやかなエール」
「静かなエール」
無理。矛盾してる(~_~;)

英語わかってる感出して鬼の首を取ったように言うな、って言われそうだけど。確かにもう定着している言葉だし、エールを使うのはいい。だけど、もうこの際語源は忘れてなかったことにして、日本語としてカタカナのままで使う方がいい。スペリングとかつけないでほしい。

カタカナ語はいっぱいあって、こういう矛盾を含むものも多い。別にいいじゃないかと思う人もいるだろうけど、英語勉強する上では結構障害になる。


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