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読書記録/こんな老後を過ごしたい

タイトルをもう少し捻りたい。笑

ですが、分かりやすいタイトルなのかなとは思っています。

今日も読み終わった本について書いていきたいと思います。

読んでくださる方がいたら泣いて喜びます!
※喜ぶのは本当です。笑


「87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし」

今回読んだ本は「87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし」という本です。


お孫さんと一緒にYouTubeをされている著者の多良美智子さん。

ひとりで生活している団地暮らしの様子をお孫さんと一緒にYouTubeにアップし始めたことをキッカケに、本を出版することになったそうです。

夢がありますね。

ずっと読みたいと思っていた本でしたが、内容は87歳の暮らしのこと。

わたしにはちょっと早い?と思い、今まで読まずにきましたが、どうしても読んでみたい。

そうだ。
本を読むのに早いんじゃないかと決めつけるのは、自分が勝手に思っている価値観じゃないか。

そう思い早速購入。
何度か読みかえしました。

暮らしのジャンルは頭で難しく考えながら読まなくて良いので、内容がスーッと入ってきますね。

何冊か暮らしの本を読みましたが、読みやすくていいなと改めて思いました。

内容をちょっとご紹介

本の紹介時には絶対書いていると思いますが、個人的にネタバレはNGだと思っているので、掻い摘んで紹介したいと思います。

87歳になる著者の多良さん。
ご主人を7年前に亡くされ、55年住んでいる団地にひとり暮らしされているそうです。

・古い団地でどのようなひとり暮らしを愉しんでいるのか
・調理を簡単にして、食生活を愉しむ方法
・マイペースに健康維持するためにやっていること
・ひとり時間の楽しみ方
・人付き合いはどんな感じなのか
・お金の使い方はどんな風にしているのか
・これから先の人生を愉しむ方法

ざっくりですが、このような内容が書いてあります。

いずれ誰もが来る老後の生活。

老後を寂しいものと考えず、どうやって愉しんで生活をするか。

多良さんなりの極意が詰め込まれた1冊です。

この部屋で最期のときを迎えたい

印象的だったことが、多良さんが自分の住処である団地をこよなく愛していて、可能な限りここで最期を迎えたいと思っていることでした。

ご主人もこの団地の部屋で見送り、自分自身もこの大好きな場所で最期を迎えたい。

わたし自身、終の棲家はまだ定まっていません。
今住んでいるところではない。
それだけ分かっている状況です。

多良さんのように、ここで最期を迎えたいという場所はありません。

そう思える大切な場所を、55年かけて作ってきた多良さん。

実際はどのような最後になるかわかりませんが、「この部屋で死ぬ」という気概はもって。できることは自分でやり、健康に気を使い、ひとり暮らしを続けていきたいです。

87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし

この文章からも分かると思いますが、その気持ちが存分に伝わる内容になっています。

食材を使い切る工夫がすごい

多良さんは長崎県出身で、戦争を体験されています。

戦中戦後、食べ物がない時代に育った多良さんは、今でも食べ物をすべて使い切るそうです。

野菜の皮もほとんどむかず、なかなか嚙み切れなくなってきた食材に関しても工夫を凝らして必ず使い切る。

皮をむかないので作業工程が減る。
ゴミも減る。
食材を無駄にしないので、多良さんの気持ちも救われる。

良いことづくし。

料理に手間をかけず、簡単に「混ぜるだけ」「漬けるだけ」という料理工程のものが多いそうで、料理嫌いなわたしでも出来そうと思えるレシピがいくつか載っていました。

美味しそうだったので、今度ひとつ作ってみようかと思っています。

簡単に調理ができるような料理ですが、健康には気をつけている多良さん。

足りないと思った栄養素を補えるように食材を考えたり、ときにはプロテインに頼ったり、良いと思ったものを試し、自分に合うものを取捨選択しています。

うまく取捨選択をして取り入れている。

これが個人的にはとても良いなと思いました。

マイペースに健康維持

健康維持のために、ウオーキングやラジオ体操を続けている多良さん。

団地の敷地であっているラジオ体操に参加されているそうで、お年寄り同士の安否確認にもなっていると書いてありました。

ラジオ体操を通して、健康にも気を使い、周囲の状況も把握できる。
更に自分の安否も知らせることができる。

良いことだらけですね。

他にも歌を習ったり、食事内容を気をつけたりしながら、無理せずマイペースに健康維持をされている様子が書いてありました。

ウオーキング、わたしも昔はやっていたのですが、忙しさにかまけてやめてしまったので、再開しようかな。

ひとり時間の愉しみ方

多良さんはひとり時間をうまく愉しんでいます。
読んでいてそう思いました。

興味のあることはすぐにやってみる。
そして続けられそうなものを取捨選択する。
これがとてもうまい。

・花壇の手入れ
・読書
・裁縫
・おしゃれ(80歳でピアスをあけたそうです!)
・習い事(写経や歌など習っていました)

自分の時間を有意義に。
習い事などを通して適度に人と関りながらも自分時間を愉しむ。

わたしも読書以外に趣味を持ちたい。
そう思いました。

人付き合いの愉しむには

これは老後に限ったことではないので、とても参考になると思います。

つかず離れず。
深入りせずに、会った時に楽しい時間を過ごす。

多良さんのモットーのようです。

いくら身内でも深入りはしない。
助けてほしいときに助けて、助けてもらいときに手を貸してもらう。

そして、時々は一緒に食事をとったり、買い物に行ったりする。

このつかず離れずの関係性がお互いに良い。
そう書いてありました。

身内に対しても他人に対してもそうだと思いますが、わたしもこういう関係性が理想です。

とても大切な友人が数名いて、家族が近くにいる。
そしてたまに人と会って話して、愉しい時間を過ごす。
それで十分だと思っています。

この章は年齢と問わず、参考になる部分があると思うので、ぜひ読んでほしいです。

メリハリのあるお金の使い方をする

生きているうちにお金は使う。

昔は貯金もしていた多良さんですが、最近はそう思うようになったそうです。

死んでから「ありがとう」と言われるよりも、生きているうちに子どもや孫たちを喜ばせたい。

87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らしより

お金を貯めておくよりも、今作ることが出来る愉しい時間のためや、お子さんや孫のために使う。

わたしは今、お金を稼いで貯めることばかり考えていますが、老後はこのような暮らしをしたい。

今でも子ども達との時間にもう少しお金を使いたい。
そう思うようになりました。

久しく旅行とか行っていなかったですが、子ども達と過ごせる時間ももう少なくなってきました。
今のうちにお金を使って思い出を作りたい。

この章を読むことで、そんな気持ちも少し湧き上がってきています。

将来を心配しすぎない

この本の最後を締めくくるにふさわしい内容でした。

先のことはあまり考えません。そのときになったら、どうにかなると思っています。実際にそうなってきました。だから、今も将来を心配していません。「どうにかなるだろう」と。
それよりも、今このときを楽しみたい。日々前向きに。

87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らしより

この文章に全てが詰まっていると思います。

正直、今は老後が少し不安です。
先々も不安が多い。

母子家庭で生活をしてきて、先々はひとりになる予定です。

将来どうなるだろう。
ひとりで寂しいのかな。
お金を貯めておかないと子ども達に迷惑かけられないな。

子ども達がある程度大きくなってきて、そう思うことが増えてきました。

だからでしょうか。
こういう暮らしのジャンル本に興味を持ち、ひとりで暮らしている方の本をよく読むようになりました。

わたしも今このときを楽しんで、生きていきたい。

どうにかなる!

そう思って前向きに生きて、老後を迎えられるようになりたい。

終わりに

全部の章を紹介したくて、だいぶ長くなってしまいました。
これでもだいぶ端折ったのですが。


こちらの本もターゲット層が限られるのかもしれませんが、多良さんの愉しむマインドも方法も詰め込まれた本だと思います。

興味のある方はぜひ!


今日も読んでくださり、ありがとうございました!
今日も1日、適度に頑張りましょう♡

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