和歌・夢でまであなたを抱いていた
「うつくしと思ふ我妹(わぎも)を
夢(いめ)に見て
起きて探るになきがさぶしさ」
万葉集巻12・2914
(いとおしいと思うわたしの恋人を夢に見て
手で探った時に
横にはいなかったさびしさよ)
夢の中でも、あなたを夢中で抱いていた
思わず目が覚めて
布団の中に探ったけれど
あなたはここにいなかった…
あぁ夢だったのだと知る
あなたのぬくもりややわらかさが恋しい
夢だというのにその感触が
この手にたしかに残っているよ
あぁあなたに逢いたい…
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