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『プロジェクト・ヘイル・メアリー』への愛を1時間しゃべる回#83を見て思ったこと(よもやま)

 まず初めに。  自分はごく薄いSFファンもどきです。子供の頃からSFを読んできてはいますが、「SFファン」を名乗るにも至らない半端者にすぎません。それでもSFは好きだし、大きな影響を与えられてきたな、と思います。  というわけで、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」をようやく読み終えました。(SFファンもどきと自称しつつ、今さらですが)  で、この作品を知るきっかけになった「ゆる言語学ラジオ」(正確には、その姉妹チャンネルの「ゆるコンピュータ科学ラジオ」)の「プロジェクト・

    • 結束バンドという絆

       昨年末に発売されたアルバム「結束バンド」をずっと聴いている。このアルバムはテレビアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」(以降「ぼざろ」)に登場する女子高生4人組のロックバンド「結束バンド」のファーストアルバムという体裁をとっている。アニメ主題歌、挿入歌、そして新曲も含まれ、実に14曲というボリュームだ。アニメ系CDにありがちなボイスドラマもなく、ただ楽曲のみ。硬派であり、ロックだ。(ボイスドラマを否定しているわけではない)  自分は、「ぼざろ」のアニメをリアルタイムでは視聴していな

      • ウマ娘進化論(妄想ノート)

        ※これはスマホアプリゲーム・TVアニメなどで展開されている「ウマ娘」をネタにした妄想ノートで、実際のゲームやアニメとはまったく関係ありません。公式設定とは何の関わりもなく、歴史的事実にも合致しません。いろいろな偏見が顔を覗かせているかもしれませんし、徹頭徹尾ホラ話で、真実は一切含まれていません。でも、愛はあります。 +++  ウマ娘という進化の奇跡ともいうべき存在をご存じだろうか。  彼女たちは我々人類と変わらず直立二足歩行をし、前肢を用いて細かな作業が行えるだけでなく、

        • いかん

          小説書くぞ! と言ってから書けてない。 夏休み、「あの長編シリーズ」のためのメモを大量に作ったというのに。 懸案だった主人公の名前も決めた。数十年ぶりに主人公の名前を決めたのだ。(そんなことってある?) 年表も作り直した。大河ものを書くときには「年表」は必須だ。FSSでもそうでしょう? 思えば、小説家よりも漫画家になりたかった頃は、発想はまず「絵」からで、次に年表だった。 「描きたいシーン」は絵で浮かんでくる。「語りたい物語」は年表の行間から零れ出てくる。 そうい

        『プロジェクト・ヘイル・メアリー』への愛を1時間しゃべる回#83を見て思ったこと(よもやま)

          デジタルとアナログとリアルとコピー

           夏休みになったら小説を書きまくる! と思いながら書いてないのですが、困ったものですね。  仕方ないので、多少本業に近い「ゲーム」についてちょっと書いてみます。「ゲーム」といってもアレです。ヴァーチャルリアリティ(VR)です。  2016年にPS4用にPSVRというのが発売され、当時は品薄でなかなか手に入れることができなかった思い出があります。この時、業界では「いよいよVR元年か!」などと騒がれていたのですが、その気運は急速にしぼみました。  なぜか。  ひとつめの理由

          デジタルとアナログとリアルとコピー

          道具のはなし

          小説を書くのに必要なものってつまるところ脳と目と手なんだけども、作業を効率化させるための道具ってありますよね。今日はその話をします。 最初は紙と鉛筆だった。ノートに鉛筆で書き殴る。当然他人に見せるためではなくて、自分が何を考えていたかを形に残すため。忘れないための抵抗。少し知恵がついて、誰かに読んでもらいたかったり、なんらかの媒体で活字にしてもらいたいと思ったら、紙は原稿用紙になった。書くのは相変わらず鉛筆、いやシャープペンシル。これが万年筆だったら往年の文豪みたいなのだけ

          道具のはなし

          続きを書くために

          「小説を書く!」と高らかに宣言して、さて、書きだそうとしたものの、noteって小説ごとに記事としてまとめることができないのですね。そんなことさえ知らずに力みかえり、たいへんに恥ずかしい。 というわけで、「カクヨム」の方にもアカウントを作ってみました。https://kakuyomu.jp/users/kotonarix そこで、過去書いたものや、これから続きを書こうと思っているものを晒しはじめております。 でも、このnoteのレイアウトは気持ちいいのですね。なんだか、書

          続きを書くために

          メモ:長編シリーズについて

          「長編シリーズ」は実はひとつではない。 アホみたいにたくさんある。 だが、中学生の時に思いついて、高校生~大学生の時に書き続けていたシリーズが、自分にとっての原点となるものだ。 だから、これを形にするのが、まずもっての目標となる。 「JC」シリーズと自分が呼んできたものだ。「JC」は「女子中学生」の略ではない。そういう略語がこの世に存在しない時代から「JC」と呼んできたのだから仕方ない。 主人公の名前が「J」から始まっていて、「C」は「Christ」の略だ。 なに

          メモ:長編シリーズについて

          これから、小説を書くということ。

          十代の頃に書こうとした物語をふと思いだした。 思いだしたら眠れなくなった。 長い長い物語だ。あらすじを語っていたら朝までかかるくらいに。 子供の頃は漫画家になりたかった。でもじきに自分には無理だとわかった。人物は得意だったが背景が描けない。メカも描けない。得意だと思っていた人物も実際には同じ向きの顔しか描けなかった。 小説なら、と思って書きだした。中学生の頃だ。漫画にしたくて考えたシーンを文字にしてみた。絵で表現したくてもできなかったことが、文章でならできる気がした。

          これから、小説を書くということ。