雑記　年末に思う【たまには真面目に書きましょうかね】

クリスマスは家でささやかながらもクリスマスパーティーを行った。毎年恒例のことである。
嫁さんと娘と俺とで卓を囲みクリスマス用のチキンとクリスマスケーキを食った。幸せだなと思う。世の中には様々な問題があるし、また、家族以外の俺や嫁さんの身内にも色々な問題はある。仕事絡みでも様々な問題はある。でも、我が家単体だけで言えば本当に幸せだ。
俺は家族全員で揃って家で飯を食うという行為を俺自身が結婚するまでしたことがなかったのである。
俺の両親は俺が小学5年の時に離婚したのだが、それまでも家族揃って家で飯を食った記憶がない。以前に自分の暗黒時代について書いた時にも少し書いたことだが、親父は毎日仕事が終わり次第、家に直帰することなく毎晩酒を飲みに出歩いていたので俺の就寝前に帰ってくることはなかったのである。
また、両親の離婚後も俺(と妹)は、母親と母親の恋人と一緒に家で飯を食うことはなかった。母親達の意向で大人と子供は別々の時間に飯を食うことになっていたのである。
いや、それらの過去について恨み辛みがあるとかそういうことではない。俺は単純に家族で家で揃って飯を食うという行為に子供の頃から憧れていたのである。
それが今現在、実現出来ていることにこの上のない幸せを感じるのである。世界に目を向ければ、その行為をしたくても戦争等の理由により出来ない人達が沢山いるのである。また、我が国においても、何らかの事情によりそれをしたくても出来ない人達が沢山いるのである。だから俺は色々と恵まれているなと心から思う。
家族揃って家で飯を食うという行為がどれだけ簡単なことではないことか。それを実現する為にはどれほどの恵まれた条件が必要であることか。年末はふいに俺をそんな思いにさせる。そんなことに思いを巡らし、俺はつくづく幸せ者だなと心より思うのである。

今月の30日は家族で家の大掃除をする予定だ。家族で住居をいつも以上に綺麗にすることで様々なものを祓い、神さまを迎える準備をするのである。
大晦日は年越しそばを家族で食う。この幸せが長く続くことを祈り、また、様々な厄災をそばを切るが如くに断ち切るのである。
そして、正月になったならば、「ハレ」の食い物である雑煮を家族で食う。例年通り、儀式として、パリッと焼いた餅を入れた雑煮を食うつもりだ。
雑煮の後は刺し身や日本酒で宴。家族で正月を祝う宴、新たなる年を祝う宴だ。その後、宴の酔いを覚ます為に地の神さまのところへ家族で初詣に行く。そこで例年通りの祈りを執り行おうと思う。